新製品は、システムの処理性能や運用性を高めるとともに、導入・運用コストの削減を実現するという。また、平時の運用をサポートし安心なストレージ環境を提供するサービスにより、安定したシステム稼働を支援するとしている。
発表されたストレージ製品4機種は次のとおり。いずれも出荷開始は7月2日の予定。
- iStorage M12e
- iStorage M120
- iStorage M320
- iStorage M320F
新製品とサービスの特徴
1.「iStorage Mシリーズ」ローエンドモデルを刷新
ハイブリッドモデル「iStorage M12e」および「iStorage M120」、「iStorage M320」の3機種と、オールフラッシュモデル「iStorage M320F」1機種を販売開始する。最新CPUや搭載容量を最大4倍に拡大したメモリの搭載、高速インターフェースの採用など、ハードウェアを刷新し、処理性能を従来機種比最大4倍に向上。
2. フラッシュメモリへの対応を強化
仮想化の伸展により、業務サーバやデータベースサーバ、VDI(Virtual Desktop Infrastructur)などのサーバ集約が進み、サーバからのアクセスが集中するストレージにはより高い処理能力が求められている。新製品はSSD対応製品のラインナップ強化やSSDの長寿命化技術の向上、フラッシュメモリ用に特化した性能強化により、これらの課題を解決する。また、データをSSDに書き込む前の圧縮機能を搭載することにより、バックアップ用途はもちろん運用系の業務データに対しても格納容量の削減を可能にし、コスト削減を実現。
3. 性能レポートサービス、性能傾向分析サービスを開始
日常の運用をサポートし、安定したストレージ環境を提供する「性能レポートサービス」を開始。ストレージ負荷状況の報告書を作成し、状況を把握することで企業の作業負荷を軽減。また「性能傾向分析サービス」では、ストレージアクセスの問題点の兆候を検出・分析し、改善策を提案することによりシステムへの影響を未然に回避する。