「MariaDB」は、CentOSの最新バージョンに採用されるなど、今後主流になることが見込まれるデータベースだという。
従来、「MariaDB」の運用にあたっては、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)のインストール・サーバ構築・監視・障害時の復旧作業などをユーザがすべて対応する必要があった。今回サービスを開始する「MDB」では、こうした運用全般をリンクが対応するため、ユーザはデータベースの管理にかかる負担を大幅に軽減することが可能になるという。
また、本オプションでは、パブリックVMに「MariaDB」を構築する「シングル構成」と、パブリックVM・物理サーバのいずれかから選択して構築できる「マルチマスタ構成」を提供している。
シングル構成では、HA機能(ハードウェアに障害が発生した際、自動で別のハードウェアに切り替える仕組み)によるスムーズな復旧が可能。
一方、「MariaDB Galera Cluster」を採用するマルチマスタ構成では、3台のマスタデータベース間で常に同期ができるため、一層の冗長化を実現。障害から復旧するスピードが速く、データの保全性にも優れている点から、Webサービスの会員情報・購入履歴などの管理にも適しているという。