米アクセンチュアは、ブロードコムからシマンテックのサイバーセキュリティ事業を買収することに合意したと、1月7日(現地時間)に発表した。
シマンテックのサイバーセキュリティ関連サービスには、セキュリティオペレーションセンター(SOC)のネットワークを介した、グローバルで発生するサイバー攻撃の監視と分析、サイバー攻撃者および業界固有の脅威に対するリアルタイムな捕捉・分析、インシデント対応サービスが含まれる。
シマンテックは、アメリカ、イギリス、インド、オーストラリア、シンガポール、日本にSOCを保有しており、サイバー攻撃に対するログ収集や技術的情報を、安定した通信環境から提供している。
シマンテックのエンタープライズ向けセキュリティサービス事業は、ブロードコムの事業部門の1つであり、世界中で300名以上の専門家を擁する。また、金融サービス、公益事業、医療、行政、通信・メディア・ハイテク、小売など、さまざまな業界のトップクラスの組織にサービス提供を行っている。
今回の、シマンテックのサイバーセキュリティサービス事業の買収は、アクセンチュアにおける最新の買収案件であり、この買収を通じてアクセンチュア・セキュリティは世界レベルのマネージドセキュリティサービスのさらなる強化を実現し、近年急増している顧客からのセキュリティ支援へのニーズに応えていく。
なお、買収合意の条件は非公開となっている。