SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

SUBARU、富士通と共同開発したAIモデルを工場に導入 部品研削加工の品質を保証

 SUBARUと富士通は共同で開発した、エンジン部品の研削加工の品質を判定するAIモデル、および、製造現場でのAIモデルの管理を支援する富士通の「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA 現場品質AI 運用管理パッケージ」(以下、「COLMINA 現場品質AI」)の本格稼働を、2022年1月末からSUBARUの群馬製作所大泉工場で開始したと発表した。

 両社は2019年12月から2020年12月まで、エンジンのカムシャフト研削加工工程の品質保証にAIモデルを活用する実証実験を実施。その後2020年8月から2021年12月まで、量産運用を想定した「COLMINA 現場品質AI」の開発・実証を経て、今回の本格稼働に至ったという。

カムシャフト:エンジン部品の一種で、バルブ開閉の役割を担う
カムシャフト:エンジン部品の一種で、バルブ開閉の役割を担う

 AIモデルの本格稼働で、全カムシャフトの研削加工時の品質保証を高精度かつリアルタイムに実現。また、「COLMINA 現場品質AI」によるAIモデルの一元管理やライフサイクル管理により、効率的なAIモデルの運用や、AIモデルの品質を維持した運用ができているという。さらに、大泉工場をはじめとしたSUBARUの群馬製作所全体でのリアルタイムデータを活用した品質保証レベルの向上に向けたAI活用基盤を確立したとしている。

 今後両社は、AIモデルや、取り組みを通じて確立したAI活用基盤、ノウハウについて、他部品や工場全体への横展開を推進し、さらなる生産性や品質の向上を目指すという。

導入したシステムの特長

[画像クリックで拡大]
[画像クリックで拡大]

1.AIモデルで加工中の全カムシャフトの品質をリアルタイムに推測

 エンジンのカムシャフト研削工程において、研削設備に接続したセンサーから、全カムシャフトの主軸動力値や振動のセンシングデータを、エッジデバイスを介して収集。そのデータを基にAIモデルで推測した品質状態が、品質基準値の範囲内かどうかを判定し、設備側へフィードバックするという。

2.「COLMINA 現場品質AI」の導入によりAIモデルの一元管理やライフサイクル管理を実現

 「COLMINA 現場品質AI」をAIモデルと連携させて導入することで、複数の設備に組み込まれたAIモデルの一元管理を実現。また、予測精度が維持されているかどうかをAIモデルの推論結果と検査結果を照らし合わせて常に監視し、予測結果を蓄積・評価することで、AIモデルのチューニング時期を判断でき、必要に応じてAIモデルの再学習と展開が可能になるとしている。

【関連記事】
富士通、IT人材不足解消に動き出す SAPなど3社とともに教育プログラム開始
富士通、7万人の従業員を対象にコンカー導入 カルチャー変革を推進へ
富士通が「AI倫理ガバナンス室」を新設 最先端テクノロジーの社会浸透を目指す

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/15559 2022/02/09 16:40

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング