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「SAP S/4HANA」を利用する企業は前年比10%増加──ISIDが調査結果を発表

 電通国際情報サービス(ISID)は、SAPソリューションのユーザー企業262社に対して実施した独自調査をまとめた「SAPユーザー企業意識調査結果2023年度版」を発行した。

 同調査は、「SAP S/4HANA」移行に向けた準備状況や今後の動向、移行・導入後の課題や今後の検討事項など、SAPユーザーの現状が記載されているという。

 2022年度の調査結果と比較した「SAP S/4HANA」への移行状況について、SAP S/4HANAユーザーの比率は約10%増加したとしている。

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 また、「SAP ERP Central Component(ECC)」ユーザーの想定するSAP S/4HANAへの移行方針について、「コンバージョン」を想定している企業は61社(32.3%)、次いで「リビルド」が12件(6.3%)となっている。

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 SAP ECCユーザーが検討中の「SAP S/4HANA」のプラットフォームについて聞くと、「パブリッククラウド」と回答した企業は64社(36.4%)で最多。その他、「RISE with SAP」を検討中の企業が23.3%、「SAP HANA Enterprise Cloud(HEC)」を検討中の企業が6.3%であった。

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 移行費用については、SAP ECCユーザー企業のうち「1億円~3億円」が妥当な移行費用だと考えている企業が44社(26.5%)となっている。

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