ヤフーでは、ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」におけるアクセスログの分析などを行うため、2002年からTeradataを導入し、社内アナリスト用のデータ分析基盤として利用していた。その後、一般社員ユーザーが増加したことや、Yahoo! JAPANのサービスの拡大に伴ってデータ量が急増したことにより、データ容量の拡張やパフォーマンス向上が課題となったため、従来のTeradata 5500と5600の併用システムを全面更改し、より容量が大きく、パフォーマンスが高いTeradata 6690を導入することになった。更改にあたっては、大容量データの分析能力および操作性が優れている点に加え、少人数で大規模システムの運用管理が可能なことも評価され、引き続きTeradataが導入されることになったという。
ヤフーでは、250名以上の社員が、検索やショッピング、オークションなどさまざまなサービスの利用状況の可視化や広告の効果検証、新サービス開発に向けたシミュレーションなどの目的で日常的にTeradataを活用しており、1日あたり約12万クエリーが実行されている。今回の更改により、パフォーマンスに関しては、従来のシステムに比べレスポンスタイムが2~2.5倍以上向上して作業の効率化を実現したという。またあわせて日本テラデータが提供するWebベースのデータ検索ツール「AccessNavigator Web」を導入し、Teradata上のデータを自由に組み合わせて必要な分析ができるようにしたとのこと。
ヤフーは、3月7日に開催される日本テラデータ主催の年次カンファレンス「Teradata Universe Tokyo 2013」において、Teradata活用による分析環境の構築とユーザ育成の取り組みについてセッションをおこなう予定である。
・日時 3月7日(木)10:00~17:50
・会場 セルリアンタワー東急ホテル(東京・渋谷)
・主催 日本テラデータ株式会社
・参加費 無料
・お申し込み方法 事前登録制
・詳細・申込み ⇒ こちら