「HP OneView」は、サーバー、ストレージ、ネットワーク、データセンターファシリティまで含めたITインフラ全体の単一プラットフォーム上での一元管理を可能にする製品だという。
「HP OneView」は、これまでのHP Systems Insight Managerを中核とするハードウェア管理ソフトウェアのアーキテクチャを10年ぶりに刷新した新製品で、「HP Converged Infrastructure」戦略に基づいて開発された統合管理ソフトウェアだとしている。
HPが提供する広範なITインフラストラクチャ全体を1つのツールで管理できるだけでなく、日々の運用タスクをシンプル、かつ迅速にし、さらに管理対象の拡大を容易に行えるインターフェイスを備えているという。
この製品により、IT管理者の作業の簡素化、管理効率の改善、管理コストの抑制、そして作業ミスのリスクの最小化を実現し、HP ProLiant Gen8発表以降、管理者の代わりに自ら働くITのコンセプトをデータセンターレベルまで拡張するとしている。
発表されたバージョン1.0は、HP BladeSystem、HP ProLiantサーバー Gen8ならびにG7向けたものだという。とくに、HP BladeSystem、仮想化が前提の場合は、サーバーブレード、エンクロージャーの管理からHPバーチャルコネクトの管理まで、すべて単一ツールでの管理が可能であり、一般的なラックサーバーを運用する場合と比較して3年で、約42%のTCO削減が可能だという。
「HP OneView」の1サーバーライセンスは、143,850円(税込)で、11月20日から提供される。
発表によると、「HP OneView」の主な特徴は次のとおり。
・1つの管理ソフトウェアで、サーバー、ストレージ、ネットワーク、ファシリティといったITインフラストラクチャの統合管理を実現。
・従来の管理ツールのイメージを一新する、直感的で使いやすいWebページライクなインターフェイスを採用。
・SNSなど最新のコンシューマーツールの使用感を意識した各種ツール。
・HP BladeSystemエンクロージャーの自動構成やHPバーチャルコネクトの自動構成に対応。
・仮想環境上で実行可能な仮想イメージでの提供で、管理サーバーのインストール・構築作業が不要。
・REST APIの採用により、ユーザー独自ツールや既存の業界標準ツール、およびプロセスとのオープンな統合、連携が可能。
【関連リンク】
「HP OneView」の詳細