「SharePlex」は、リアルタイムに近いレプリケーションを実現し、データ統合によるデータ・ウェアハウス、ビジネス・インテリジェンス、およびアナリティクス用途のほか、システムの停止時間を極小化する移行用途、遠隔地を含むディザスタリカバリ用途のデータベース複製などに利用できる。
最新版の「SharePlex 8.6」では、従来のOracleからOracleへのレプリケーション性能を向上させるとともに、転送先として従来サポートしていたOracle、Hadoop、Sybaseに加えて、新たにMicrosoft SQL ServerとODBCをサポートする。
「SharePlex 8.6」の新機能は次のとおり。
- Microsoft SQL Serverターゲット:SQL Serverへのレプリケーションをサポートすることで、OracleからSQL Serverへの移行の際に、最新のデータを反映しながら新しいアプリケーション開発を実施し、移行の切り替え時間を短縮するのに活用することが可能。
- ODBCターゲット:オープンソースを含むODBCをサポートするデータベースへのレプリケーションが容易に。マスターデータをOracle上に置きながら、大量の参照トランザクションへの対応を行うために、オープンソースのPostgreSQLやMySQLを活用するなどが可能。
- Oracle 12cのマルチテナント対応:Oracle 12c Enterprise Editionで使用可能なマルチテナント機能に対応することで、Oracle pluggable database(PDB)でも使用が可能。
- XMLファイルへの記録:新たにXMLファイルをサポートすることで、カスタムアプリとの連携の選択肢が増加。
- パフォーマンスの向上:特にOLTPのトランザクションを処理する際のターゲット側のパフォーマンスが、従来バージョン比で2~3倍高速化。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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