SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

ミラクル・リナックス、OSS運用統合ソフト「Hatohol」の相互接続性向上を促進する開発を推進

 2013年6月にOSSとして公開された「Hatohol」は、OpenStackによるOSSクラウド環境の利用促進の実現に向け、さまざまな機能拡張が行われてきた。2014年12月にリリースの「Hatohol 14.12」からは、OpenStack環境との連携機能が実装されている。

 ミラクル・リナックスでは、クラウド利用の恩恵を最大限に引き出すには、 複数のクラウド環境を統合的に集約、可視化し、効率よく適切な運用管理を行っていく必要があるとして、2015年から「Hatohol」と他システムとの相互接続性を向上させるインターフェース「HAPI(Hatohol Arm Plugin Interface)」の開発に着手した。

 また、ミラクル・リナックスは、経済産業省情報処理振興課が公募した「平成27年度中小企業等省エネルギー型クラウド利用実証支援事業(クラウド基盤ソフトウェア導入実証)」における「物理環境と仮想環境の統合的な監視の実現」のテーマに係る補助事業者として採択されているという。

 「Hatohol」がクラウド運用の課題解決を行う有用なソリューションである評価と支援を受け、「HAPI」の開発による他環境との連携拡大を通じて、クラウド利用のさらなる普及・促進をめざすとしている。

 今回発表された「Hatohol」の機能と今後の拡張予定は次のとおり。

 1. 拡張インターフェース「HAPI」の整備および機能拡充:クラウド環境としてはOpenStackだけでなく、CloudStackやVMware vSphereとvCloud Air、Microsoft Azure、Amazon AWS、IBM SoftLayerなどさまざまなものがあるため、さまざまなクラウド環境、運用管理ソフトと連携できる拡張インターフェース「HAPI」を整備。

 2. ユーザインターフェースの刷新:現在の「Hatohol」は、Openstack、Zabbixとの連携を意識したユーザインターフェースとなっているが、今後は複数クラウドの統合を意識した設計とする予定。

 3. クラウド型トライアル利用環境の公開:ユーザが実際のシステムイメージを理解しやすいように、クラウド上に「Hatohol」およびモデルとなる監視対象を設置し、実際に動作させて見ることができる環境を公開。

 4. オープンソースコミュニティの活性化、他OSS製品およびコミュニティとの関係強化:クラウドをコントロールするための試みが、コミュニティや国家事業、企業研究所で進められている。他のOSSコミュニティで紹介されている製品・サービスと、「Hatohol」との連携を視野に情報交換を重ね、相互に成長できるよう活動。インターフェース機能「HAPI」は、開発状況、仕様など技術情報、利用方法、マニュアル、モデル使用ケースのリファレンスなどをドキュメント化して随時公開していく予定。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/6821 2015/05/12 12:30

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング