ビジュアル・データ探索ソフトウェアである「SAS Visual Analytics」と、予測モデル開発のスピードと正確性を向上する「SAS Visual Statistics」の両ソフトウェア間の統合が強化されたことで、ビジネス・ユーザーとデータ・サイエンティストとの連携作業がより容易にできるようになるとしている。
今回の統合強化では、「SAS Visual Analytics」の既存のデータ探索機能に加えて、「SAS Visual Statistics」のより詳細な分析機能の活用が簡単にできるほか、「SAS Visual Analytics」のWebベースの直感的なインターフェイス内から直接「SAS Visual Statistics」の高度な統計分析ツールにアクセスできるようになる。
これによって、統計担当者、データ・サイエンティスト、ビジネス・アナリスト、リスク・マネージャーなど、より広いユーザー層がアナリティクスを活用しやすくなるとともに、部門間連携の最大化を可能とし、あらゆる企業が機敏な意思決定を下せるようになるという。
両ソフトウェアは、いずれもSASのビッグデータ対応のインメモリ分析エンジンを使用し、データサイズに関係なくビジネスにおける効果的な洞察を得るための時間を大幅に短縮するという。
複数のユーザーが同時に、Hadoopクラスターやリレーショナル・データベース内のデータ、あるいはSASデータセットなど、さまざまなデータに対する複雑な分析を、メモリ内で同時に高速実行することが可能になる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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