「SR24000/DL1」は、ディープラーニングやAI、ハイパフォーマンスデータ分析など、計算負荷の高いワークロード向けに設計された高速Linuxサーバで、NVIDIA Tesla P100 Pascal GPUとIBM POWER8プロセッサーを、高速インターコネクト技術であるNVIDIA NVLinkで密接続して、GPU間の接続帯域幅を向上させることで、従来のx86ベースのサーバの5倍のデータ転送速度を実現し、システム全体の大幅な処理能力向上を実現しているという。
NVLink接続は、GPUコンピューティングの利用範囲をあらゆる分野・業界に提供できる可能性を秘めているという。サポートするフレームワークも多岐にわたり、Caffe、Theano、TensorFlowなどに加え、国産フレームワークであるChainerもサポートする予定。
菱洋エレクトロとGDEPソリューションズは、米NVIDIA製品で販売実績が豊富であり、今後、各業種で広まりつつあるディープラーニング/AI分野をはじめ、GPUコンピューティングの新たな活用、市場拡大に向けて長期的に技術・販売協力するとしている。
「SR24000/DL1」は、GPUの最新アーキテクチャPascal採用の新世代GPUであるTesla P100を搭載し、CPUにはNVIDIAの次世代バス規格NVLinkをシリコンレベルで組み込んだIBM POWER8プロセッサーを採用している。
菱洋エレクトロとGDEPソリューションズは、参考構成としてPOWER 8プロセッサーが2.86GHz 20コア、メモリは基本256GB以上で選択可能、ストレージはSSD 1.92TB x 2、GPUはTesla P100 4枚もしくは2枚搭載モデル、ネットワークも10GE、40GE、InfiniBand EDRなど、ニーズに合わせて選択できるよう豊富なモデルを用意するという。