IoTでは、PoC(Proof of Concept:コンセプト検証)を通じた効果検証を行うことが一般的で、「PoCスピードを上げたい」「トライアンドエラーを繰り返し行い最適な環境を構築したい」という背景がある。しかし、IoT機器に特化したコーディングが必要なこと、多数のIoT機器への同時デプロイが必要なこと、柔軟な処理の変更などが求められることから、その背景をクリアすることは難しい面があるという。
- IoT機器に特化したコーディングが必要:低レイヤなセンサーデータ収集処理/軽量なプログラムでないとIoT機器で動作しない
- 多数のIoT機器へのデプロイ:同じようなデータの収集処理を量産化されたIoT機器に効率的に配布したい
- 柔軟な処理の変更:検証や試行錯誤を重ねながらIoTシステムを構築したい
今回、参考出展するソリューションは、ファイル・データ連携だけではなく、収集・分析・活用のIoTシステム全体をカバーしたものとなり、NSW(日本システムウエア)の「Toami(トアミ)」との共同ソリューションとして環境を構成している。
- 収集:「HULFT IoT」によるIoT Gatewayや産業機器からのセンサーデータをファイル連携によって収集
- 収集:「DataSpider Edge Streaming」によるデータ連携による収集
- 分析:「Toami」による可視化・アラート検知・デバイス制御
- 活用:「DataSpider Edge Streaming」がノンプログラミングで作成した制御処理をIoT機器(エッジ)へ同時に複数台へデプロイ
■「DataSpider Edge Streaming」の特徴
・ドラッグ&ドロップでセンサーデータの収集処理を作成:EnOcean、BLE、ソケット通信などの低レイヤなセンサーデータ収集・変換に対応しており、IoTゲートウェイのような限られたリソースでも 軽量に動作。
・スピーディーに展開:ゲートウェイでテスト実行や、複数環境への一括デプロイも可能。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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