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オンプレからクラウドへのデータ移行の決定打Attunity Replicateの特徴とは

 データ同期ツールでは老舗となるAttunity Replicate。エージェントレスでサーバーに負荷をかけず、対応している製品が幅広い。標準的なRDBMSだけではなく、メインフレームのようなレガシーのデータベースから新しいHadoopやクラウドPaaSまで網羅している。データ同期というシンプルでありながら、システム移行からデータ集約まで幅広い用途がある。近年ではオンプレからクラウドへのシステム移行の決定打として注目を浴びており、背景をインサイトテクノロジーに訊いた。

近年特に注目を浴びているAttunity Replicate

 インサイトテクノロジーはデータベースに特化したサービスを提供している。データベースを一挙に紹介するdb tech showcase主催を思い浮かべる読者も多いことだろう。同社 森田俊哉氏は「データベースに関連するナレッジと技術力を追求しています」と話す。データベースパフォーマンス管理「PI(Performance Insight)」やデータベースセキュリティソリューション「PISO」などデータベースの自社開発も行いつつ、後述するAttunityの日本総代理店ほか国外製品の代理店も多数務める。世に出ているデータベースや関連ツールならほぼ全て知り尽くしていると言っても過言ではない。

インサイトテクノロジー 森田俊哉氏
インサイトテクノロジー 森田俊哉氏

 近年インサイトテクノロジーが扱う製品で急速に注目度が高まっているのがAttunity社が提供するデータ連携ツールだ。同社はイスラエルで1988年に創業し、20年以上にわたり更新データ捕捉に関して研究開発を積んでいる。主要な製品にはデータ同期の「Attunity Replicate」、ETLで使う「Attunity Compose」、データ可視化の「Attunity Visibility」がある。

 なかでも注目を浴びているのが「Attunity Replicate」。その名の通り、あるデータベースから別のデータベースにデータをレプリケーション(同期)するためのとてもシンプルなツールだ。

図1:Attunity Replicateのアーキテクチャ
図1:Attunity Replicateのアーキテクチャ

 特徴はエージェントレスで対応製品が豊富であること。Attunity Replicateは対象となるデータベースにソフトウェアやエージェントなどをインストールするのではなく、中間にサーバーを置いて処理している。そのためデータベースに負荷を上乗せすることがなく性能に影響を与えない。また設定や監視はブラウザベースのGUIで行うことできて利便性も高い。

図2:シンプルなGUI画面で利便性も高い
図2:シンプルなGUI画面で利便性も高い

 対応製品の多さもAttunity Replicateの特徴だ。製品の歴史が長いこともあり、ありとあらゆるデータベース製品に対応している。ここまで広範にデータベースをカバーしているものはない。一般的にデータを同期する製品の多くは主要なRDBMS製品をカバーする程度にとどまり、なかにはソースデータベースは選べてもターゲットデータベースが限られている製品もある。ところがAttunity Replicateはソースデータベースにはレガシーとなるメインフレームのデータベースも含まれ、ターゲットにはAzure HDInsightやApache HiveなどのHadoop、NoSQL、Azure Event HubやAmazon Kinesisなどの新しいメッセージ配信なども含む。なんでもござれだ。

 データベースからデータベースへデータを同期するという仕組みは至ってシンプルだが、目的やパターンは多岐にわたる。大別するとマイグレーションとレプリケーションだ。マイグレーションは旧システムから新システムへのデータ移行で、使うのは大抵一度きり。レプリケーションは例えば基幹システムから分析システムへのデータ集約、あるいは負荷分散などで継続的に使うことになる。近年どちらも増えてきている。

図3:日本国内でのAttunity Replicateの適用案件
図3:日本国内でのAttunity Replicateの適用案件

 マイグレーションでよくあるケースはハードウェア更改だ。多くの場合、ソースもターゲットも同じRDBMSで、異なるものがあるとしたらデータベースのバージョンや可用性構成などとなる。

 例えば楽天市場は基幹システム(会員情報管理DB)をOracle Database 10gからOracle Database 11g(Oracle Exadata)に移行するときにAttunity Replicateを使用した。移行対象となるデータは300GB、90テーブルもあるほど大規模で、基幹システムなのでシステム停止は極力抑えたい。そこで新旧2系統準備してからAttunity Replicateでデータを同期し、安全かつ素早く新システムへと切り替えることができた。

 「近年特に増えているのはオンプレミスからクラウドへの移行での利用です」とインサイトテクノロジー 渡仲美咲氏は言う。その場合、ソースとターゲットのバリエーションは多岐にわたる。ソースの多くはオンプレの何らかのRDBMS、ターゲットはクラウド上の異種RDBMSへ移行されるケースも多くある。

インサイトテクノロジー 渡仲美咲氏
インサイトテクノロジー 渡仲美咲氏

 ソースとターゲットのデータベースが異なると、データ同期のハードルは上がる。同じデータ型がないまたはデータ型が異なる場合、あるいはデータ型が同じでも異なる製品だとデータ型の精度が異なる場合などがあるためだ。全く同じようには移せない。そのため一般的なデータ同期製品で異種データベース間のデータ同期を行う場合、いくらかのデータ移行もれなどの不具合が生じてしまうことがある。

 その点、Attunity Replicateはデータ同期に特化して長年の実績があり、異種データベース間の同期について、豊富な自動変更機能がある。また、インサイトテクノロジーでも国内実績が多く「スピーディーな問題解決が可能だ」と森田氏はいう。森田氏によると、多くの顧客がデータ複製や同期ではAttunity Replicateの正確性や安全性を信頼して選んでいるという。ITベンダーに関する顧客評価では信頼性が高いGartnerのPeer Insightsで見てもAttunityは全体で高い評価を得ている。

 渡仲氏によれば、「Attunity Replicateはここ数年多くのお客様からお問い合わせをいただいており、案件数も急速に伸びています」とのこと。データの移行や同期で使うなら確実そうだ。「インサイトテクノロジーでは、Attunity Replicateに関するセミナーを多く開催しているので、是非参加をご検討ください」

マイクロソフトへの移行を考えているなら今がチャンス!

 Attunity Replicateは森田氏が言うように処理の信頼性は高いものの、やはり異種データベースをつなぐとなると「本当にうまくいくのか?」と気になるところだろう。事前に確認しておくべきことは必ずあるはずだ。そんな時に心強いのがインサイトテクノロジーが提供しているアセスメントやコンサルティングだ。

 アセスメントではソースとターゲットのデータベースの性質に合わせ、移行時の制限事項や注意点を評価し、診断レポートとして提供している。ありとあらゆるデータベースを知り尽くし、また日本におけるAttunity総代理店を務めるインサイトテクノロジーだからこそAttunityも知り尽くしており、頼もしい。

図4:Attunity Replicate for Microsoft Migrationsの活用アセスメント概要
図4:Attunity Replicate for Microsoft Migrationsの活用アセスメント概要

 また6月末までなら、Attunity Replicateのマイクロソフト製品への移行に限られた、Attunity Replicate for Microsoft Migrationsが無料でダウンロード可能だ。このAttunity Replicate for Microsoft Migrationsでは、具体的な移行元及び移行先データベースの対象は、下記に限定されている。例えばOracle Databaseなら、ターゲットはMicrosoft SQL Server、Azure SQL Database、Azure Database for PostgreSQLが選べる。

図5:Attunity Replicate for Microsoft Migrations 移行元/移行先
図5:Attunity Replicate for Microsoft Migrations 移行元/移行先

 さらにSQL Server on Linuxの新規導入キャンペーンとして、上記のインサイトテクノロジーのAttunity Replicateアセスメントサービスが、SQL Server on Linuxの案件については、先着5社に無償提供されている。興味のある方は、マイクロソフトもしくはインサイトテクノジーの営業や下記窓口へ問い合わせをしてみてはどうだろうか。

マイクロソフト:SQL Direct
インサイトテクノロジー

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