ライセンス&初年度保守費が完全無料!! Actian X 導入支援プログラム
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OLTPとOLAPとETLを揃えたデータベース、Actian X
こうした要件にうまくはまるのがActian X。日本での提供開始が2017年からなので知名度はまだ高くないものの、歴史も実力もあるハイブリッドデータベースだ。リレーショナルデータベースの元祖となるIngresの流れを組み、高速カラム指向データベースVectorが融合することで、ハイブリッドデータベースへと進化した。さらにETLツールとして実績があるDataConnectもデフォルトで含まれている。
なおIngresから派生した製品には、PostgreSQLやMicrosoft SQL Serverがある。同じ親を持つきょうだいのような関係だ。OLTPとOLAPのハイブリッドへと進化したところを見ても、Actian XとMicrosoft SQL Serverは近い存在と考えていいだろう。オープンソースで提供されていた時代がありつつも、製品としての歴史はActian Xのほうがはるかに長い。
Actian XはOLTPとOLAPの両方のエンジンを搭載したハイブリッドデータベースなので、システム構成をシンプルにできる。クエリーに応じてエンジンを使い分けるため、OLTPデータベースとデータウェアハウスを別々に用意することがないからだ。1つで多くの処理をこなせる多彩なデータベースと言える。
OLTPとOLAPの機能や実力で見ても、主要な商用データベースと比べて遜色ない。OLTPはパラレルクエリーやパーティション分割が可能で、多数の地理空間をサポートしている。OLAPになると有名な商用データベースよりも高性能で、BIツールのバックエンドデータベースとして世界最高速レベルを誇る。
Actian XはWindowsとLinuxをサポートしている。オンプレミスだけではなく、クラウドのIaaS環境へのインストールも可能だ。今では日本語の管理ツール、ドキュメント、ハンズオン・トレーニング資料も充実している。
データベースとしての機能や規模の幅広さに加え、(単体で購入すると大抵高額になる)ETLまでついてきて、本番環境にも耐えうる性能と可用性を持つ。もしIoTも組み合わせるなら、エッジ部分は同じActian社が提供するActian Zenを利用することができる。エンジンやデータ形式は異なるものの、組み合わせた時の使い勝手はとてもいい。Actian XとActian Zenがあれば、ほぼどのようなケースでも網羅できる。
2017年からActian Xを日本で提供しているエージーテック社が「Actian X導入支援プログラム」として、Actian Xのライセンスと初年度の保守費を無料で提供するプログラムを展開している。例えばActian Xを8コア、Hyper-Thread、スタンバイ構成にすると、保守費も合わせて約514万円が無料となる。1年間、じっくりActian Xを試すことが可能だ。
エージーテック 代表取締役 CEO 西上悟氏は特徴をこのように話す。「Actian Xは歴史あるハイブリッドデータベースです。IngresのOLTP、VectorのOLAP、そしてDataConnectのETL、3種の神器がそろい、あらゆる用途に対応できます。Actian Zenも組み合わせればIoTのエッジから大規模システムやビッグデータ分析まで、トータルソリューションとして有効です」。
データ活用の必要性が迫られつつも、画期的なアイデアはすぐに出てこない。現状打破の一助として、まずはデータを自由に試せる環境を用意してはいかがだろうか。試行錯誤を繰り返すうちに、何らかの糸口が見えてくるだろう。Actian X導入支援プログラムを活用すれば、大きくコストをかけることなく広い可能性を持つデータ活用プラットフォームが整う。これからのデータ活用の力強い味方となるだろう。
参考リンク
「Actian X」~エンタープライズ系のハイブリッドデータベースが身近に
IoTからクラウドのデータ分析までを網羅する古くて新しいデータベース群~Actian Zen 編