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「データ保護はインフラの一部として考える」 マルチクラウド時代のデータ保護

基盤としてのバックアップは統合データ保護アプライアンスで実現できる

 これまで話してきたことを実現できる具体的な製品として、鈴木氏は統合データ保護アプライアンスDP4400を挙げ、「選択肢の排除を実現した製品です」と言う。必要な機能を全て統合した形で備えており、「この環境なら、これ」「あの環境なら、あれ」というように環境ごとに選択しないですむようになっている。

 DP4400は大手基幹システムバックアップで実績ある「Data Domain」とバックアップソフト「Avamar」をDell PowerEdgeサーバに統合したバックアップアプライアンスとなる。

 2Uのコンパクトな筐体でありながら、最大96TBのディスク容量がある。クラウド階層まで使えば、さらに192TB増える。豪華な組み合わせなので「それなら高いのでは」と思えるかもしれないが、鈴木氏は「ご安心ください。一度これらの見積もりを取られたなら、(安さに)驚くと思います」と言う。

 性能も見ていこう。Data Domainをベースとしているため、強力な重複排除と圧縮が実装されており、バックアップ性能は卓越している。なかでもバックアップ対象側で重複排除処理し、データを小さくしてからネットワーク転送するため、処理の高速化や効率化を実現する。

 例えば日本道路では、国内各地に散らばるパソコン2500台のバックアップを1拠点のData Domainで実現した。

 日本道路では、埃や粉塵の多い工事現場でもPCを使用することから、その内蔵HDDに障害が発生することがあり、その都度、高額な費用を支払い、データサルベージを依頼していたという。加えて、サイバー攻撃への対応も大きな課題となっていたため、PCのデータを自社内でバックアップできる環境の整備を行った。

 バックアップアプライアンスDP4400だと、パソコンや各地のファイルサーバのバックアップだけでなく、多様なサーバ、多様な環境のバックアップにも使える。物理も仮想も、OSならWindowsやLinux、ソフトウェアならOracle Database、Microsoft SQL Server、SAPなどとの連携も可能だ。

 三菱ケミカルは4時間半かかっていた基幹システムのバックアップを30分に短縮できたという。鈴木氏は「企業にある、ありとあらゆるデータをこのなかに集約できます」と胸を張る。さらに「この筐体内のデータの複製をどこかに保管すれば、企業内の全てのデータを災害から保護することが可能です」と災害対策としての活用法も付け足した。

 鈴木氏はあらためて次のように強調した。「さまざまな環境の変化に対応し、柔軟なデータ保護を実現する“基盤としてのバックアップ”は統合データ保護アプライアンスシリーズで実現することが可能です」

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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