SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

Dell Technologiesセミナーレポート(AD)

「データ保護はインフラの一部として考える」 マルチクラウド時代のデータ保護

マルチクラウド環境におけるデータ保護に必要な要素とは

 これからのデータ保護を考えると、忘れてはいけないのがクラウド化だ。現在では多くのワークロードがオンプレミス(物理や仮想)にあるが、ESGリサーチによると2023年には7割がクラウド(IaaSやPaaS)に移行するという予測がある。日本国内の意識調査だと、「全てのサービスをクラウドへ」と「一部のサービスをクラウドへ」を合わせると、4割を超える。適材適所でクラウドサービスを選んでいくと、複数のクラウドベンダーを併用することもありうる。

 マルチクラウドの観点からデータ保護を考えてみよう。マルチクラウドだと、さまざまなクラウドベンダーにデータが点在することになる。環境もばらばらだ。多くのデータ保護ツールが「シンプルさ」をうりにするものの、それは製品単体で見た場合だ。管理ツールを複数併用すれば、運用はシンプルでなくなる。

 近年データ保護が抱えている課題はデータやユーザー数の増加、プラットフォームの多様化、導入や運用コストの増加がある。これらを解決する要素として、鈴木氏は「管理のシンプルさ」、「多様性に対応できる多機能・高性能」、「データ保護のためのコスト低減」を挙げる。ここまではIT管理者が求めるものとほぼ同じだ。

 こうした要素に鈴木氏は「クラウドの活用」も付け加える。実際にクラウドの用途でデータ保護を目的とするものは多い。多くが無自覚だが、今や誰もが持つモバイルデバイスではデータはクラウドに格納され、バックアップもクラウドが使われている。

 企業システムだと、ディザスタリカバリやアーカイブのためにクラウドストレージを使うケースが少なくない。クラウド利用の最初の1歩がストレージサービスだったケースも多くあるだろう。かつてはデータ保管といえばテープだった。もちろん今でも有効ではあるものの、クラウドにアーカイブする選択肢もコストや信頼性の観点から現実的になりつつある。

 繰り返しになるが、近年のデータ保護が抱える課題を解決する要素として、鈴木氏が挙げたのが「管理のシンプルさ」、「多様性に対応できる多機能・高性能」、「データ保護のためのコスト低減」、加えて「クラウド活用」。

 どう実現していけばいいか。鈴木氏は大切な考え方として「データ保護はもはやインフラの一部です。サービスにバックアップをつけるのではありません。バックアップ基盤の上でサービスを動かすことが大事です」と強調する。

次のページ
基盤としてのバックアップは統合データ保護アプライアンスで実現できる

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
Dell Technologiesセミナーレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/12390 2019/10/07 19:17

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング