独現地時間12月1日、SUSEはKubernetes管理のマーケットリーダーであるRancher Labsの買収を完了したことを発表した。この買収により、Linux OS、市場をリードするKubernetes管理プラットフォーム、およびエッジホスティング機能を統合することで、企業に対してあらゆる場所でのイノベーションを創出する力を強化するとしている。
Rancher Labsはオープンソースコミュニティにも貢献しており、その活動は複数のKubernetesディストリビューションやOSに支えられている。両社は協力して、エッジコンピューティングの新たなイノベーションに焦点を当て、今日の企業が直面している複雑さに対処するソリューションを開発していくという。
SUSEのCEOであるメリッサ・ディドナード(Melissa Di Donato)氏は、「企業の将来を支えるビジョンと専門知識を提供できるのはSUSEとRancherだけです。私たちの独立したアプローチにより、顧客は現在のワークフローの課題に迅速に対応でき、明日のIT戦略とソリューションを進化させる自由を手に入れることができます」と述べている。
SUSEが発表した第4四半期決算では、前期に続き全世界での成長を達成。クラウドの年間契約受注額は87%増と好調を持続しており、15四半期連続で前期比増となっている。また、100万ドルを超える大型案件が前年比で21%増だとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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