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data tech 2020 レポート

データドリブン経営とは何か?経営の未来を探る

『THE MODEL』福田康隆×富士通 福田譲クロージングキーノート

 2020年12月8日にdata tech 2020がオンラインで開催された。クロージングキーノートは「データドリブン経営とは何か? 経営の未来を探る」と題し、富士通の執行役員常務CIO兼CDXO補佐である福田譲氏と、ジャパン・クラウド・コンピューティングのパートナーで、ジャパン・クラウド・コンサルティングの代表取締役である福田康隆氏がパネルセッションを行った。モデレーターは本誌統括編集長の押久保剛が務め、事前登録者数が900名を超える注目のセッションとなった。

データドリブン経営では、これまでのビジネスにおける主従が逆転する

写真左から、ジャパン・クラウド・コンピューティングのパートナーで、ジャパン・クラウド・コンサルティング 代表取締役 福田康隆氏、翔泳社 メディア部門 統括編集長 兼 EnterpriseZine編集長 押久保剛 富士通 執行役員常務CIO兼CDXO補佐 福田譲氏
写真左から、ジャパン・クラウド・コンピューティング パートナー
ジャパン・クラウド・コンサルティング 代表取締役 福田康隆氏
翔泳社 メディア部門 統括編集長 兼 EnterpriseZine編集長 押久保剛
富士通 執行役員常務CIO兼CDXO補佐 福田譲氏

押久保剛(以下、押久保):data tech 2020のクロージングキーノートは、富士通の福田譲さんとジャパン・クラウド・コンピューティング/ジャパン・クラウド・コンサルティングの福田康隆さんをお招きしてのパネルディスカッションです。そもそもこの企画のきっかけは、6月に本誌で掲載し人気を博したお二人のDX対談から端を発しています。EnterpriseZineの対談で、譲さんがデータドリブンの経営では主従が逆転するというお話をされましたが、これについて深掘りした話をしていけたらと思います。まず、自己紹介をお願いします。

data tech 2020にぴったりと押久保が話す、DX対談の福田譲氏の言葉
本企画につながる印象的だった発言と押久保が話す、DX対談の福田譲氏の言葉

福田譲氏(以下、譲氏):今日は二人とも名字が福田なので、お互い下の名前で呼び合わないといけないですね。私は1997年にSAPに入社し、2020年3月末まで23年間所属していました。営業職から管理職、そして最後の数年は日本法人代表として。しかし振り返ってみると、当初からデータドリブンに対応できていたかというと裾野から山を登っていったという感じですね。23年間を大きくビフォー10年(非データドリブン)、アフター10年(データドリブン)と分けられるイメージです。そして現在はユーザー企業としての富士通で、主にITとDXを担当しています。

福田康隆氏(以下、康隆氏):私は譲さんと1年違い、1996年に日本オラクルに入社しERP畑を歩みました。その後CRMのセールフォース・ドットコム、そしてマーケティング分野でのマルケトと少し違ったジャンルになりましたが、20数年間外資系ITを見てきたという点では共通点があるのではと思っています。2020年1月からはITベンダーを離れ、海外のITベンダーが日本へ進出する際に支援をする企業にいます。

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データドリブンは、データをもとに何をするのか? の目的意識が必要

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この記事の著者

中村 祐介(ナカムラ ユウスケ)

株式会社エヌプラス代表取締役デジタル領域のビジネス開発とコミュニケーションプランニング、コンサルテーション、メディア開発が専門。クライアントはグローバル企業から自治体まで多岐にわたる。IoTも含むデジタルトランスフォーメーション(DX)分野、スマートシティ関連に詳しい。企業の人事研修などの開発・実施...

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