「本物」のMySQLが使えるクラウド・データベース Oracle MySQL Database Service
Oracle MySQL Database Serviceはオープンソース・データベースのMySQLをベースとしたクラウド・データベースです。Oracle Cloud Infrastructure(OCI)上で「本物の」MySQLをが利用できるマネージド・サービスとなっています。Oracle MySQL Database ServiceはMySQLの開発チームがDevOpsを担当し、サポートサービスも開発チームと連動して提供されています。
MySQLは開発当初から企業としてソフトウェア開発を行い、サポートサービスやツールなどを販売するビジネスモデルを取っており、複数の企業買収を経てオラクルの一部となった今でも一貫して同じモデルとなっています。その中でMySQLベースのクラウドデータベースとしてのOracle MySQL Database Serviceを、MySQLの開発元として提供しています。Oracle MySQL Database Serviceは現在OCIの全リージョンでの提供となっています。
以下の点がOracle MySQL Database Service独自の特徴となっています。
- MySQL開発チームがDevOpsを担当
- MySQL Enterprise Editionの機能を利用可能
- 分析処理高速化エンジンHeatWave統合
これらの特徴を備えながら、他社が提供するMySQLをベースとしていると謳ってるサービスと比較しても大幅に安価で提供されています。
Oracle MySQL Database Serviceの課金は以下の体系となっています
【表 Oracle MySQL Database Serviceの単価と課金体系】
課金対象 | OCIでの製品名 | 単価 | 課金単位 |
---|---|---|---|
CPU数 | MySQL Database—Standard–E3 | ¥4.56 | 1時間あたりのOCU |
メインメモリのサイズ | MySQL Database—Standard–E3–Memory | ¥0.264 | 1時間あたりのギガバイト |
データ格納用のストレージ | MySQL Database—Storage | ¥4.80 | 1か月あたりギガバイトストレージ容量 |
バックアップ格納用のストレージ | MySQL Database—Backup Storage | ¥4.80 | 1か月あたりギガバイトストレージ容量 |
最新の価格についてはOracle MySQL Database Serviceの製品ページの下部の価格表をご確認下さい。
https://www.oracle.com/jp/mysql/
クラウド・サービスの中にはオープンソースのソフトウェアに独自の改変を行い、かつ変更点の詳細やソースコードを公開しないため互換性の有無が不明なものがあります。一方でOracle MySQL Database Serviceはコミュニティ版のMySQLサーバーと同一のソースコードを使用しており、マイナーバージョンアップのタイミングも基本的に同じになっています。このためOracle MySQL Database Serviceをご利用のお客様はマネージド・サービスにロックインされる心配がありません。IT戦略に応じてMySQLサーバーを利用したハイブリッド構成を選択することや、マネージド・サービスからオンプレミスやクラウド・ネイティブに環境を切り替えることなども可能です。