SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

data tech 2021 レポート(AD)

「現場の社員が自分で分析できるようになる」 ソートスポットで実現する“専門家いらず”のデータ分析とは

京セラやロッテも活用 現場が自らデータ分析できる環境へ

 では、ThoughtSpotは実際どのように使われているのか? 紹介するのは京セラの事例だ。

 京セラは管理会計領域で同ツールを利用しているが、事業領域が多岐にわたり、各事業部がそれぞれデータベースを保有しているため、事業領域を横断したデータ分析が難しいという問題があった。事業によって見たい軸が違ったり、フェイズにより見なければならない指標が異なったりするため、多種多様な要望に応じると、レポートは無限に作成されてしまう。そこでThoughtSpotを導入し、担当者が分析担当に依頼することなくデータ分析を行えるようにすることを検討中だという。

画像クリックで拡大
画像クリックで拡大

 ThoughtSpotならばキーワード検索によりデータ分析ができるし、大量データもすぐに捌くことができる。また、ThoughtSpotはユーザー数ではなくデータ容量で課金されるため、多くのビジネスユーザーに展開できるという点も魅力だったという。事業側が欲しい情報を取得できることで、適切な改善活動やプランニングにつなげることを期待しているそうだ。

 次に、NECネッツエスアイの事例を紹介した。同社は、1,000人規模という営業担当者の活動を見える化することを目的に、ThoughtSpotを導入。「Salesforce」上にある商談や取引先のデータを分析できるようにしており、まずは感覚で把握している数値の見える化や、レポーティングしている部分の自動化などに取り組んでいる。将来的にはThoughtSpotで、プラットフォームとしてデータを活用する文化を創っていくことを狙っているのだという。

画像クリックで拡大
画像クリックで拡大

 そして、DX推進の取り組みとして、基幹システムを刷新したタイミングでThoughtSpotを導入したのがロッテである。データドリブン経営を目指し、これまでの“レポートを見るだけのデータ活用”を改め、現場が自らデータ活用できる環境の実現を目指している。

 ほかにも、米国ではHuluが数千億行にわたる大量データをSnowflakeに入れて、ThoughtSpotを活用した会員分析を行っているなど、業種を問わず様々な事例が出てきているそうだ。

 ここまでを踏まえ、最後に赤栗氏は「機能が多くて色々なことができるツールはたくさんあるが、ThoughtSpotは極力シンプルに、誰でも簡単に使うことができるツールを目指している」ことを改めて強調した。現在、ThoughtSpotは30日間の無料トライアルを用意しており、気軽に同ツールを活用したデータ分析を体験することができる。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
data tech 2021 レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

末岡 洋子(スエオカ ヨウコ)

フリーランスライター。二児の母。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/15315 2022/01/11 10:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング