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data tech 2021 レポート(AD)

「現場の社員が自分で分析できるようになる」 ソートスポットで実現する“専門家いらず”のデータ分析とは

”ググる”感覚でデータ分析 共有や加工も簡単に

 赤栗氏が最初に紹介した機能が「SearchIQ(検索)」だ。「GoogleやYahoo!を利用するような感覚で、誰でも簡単にデータの検索ができる」という。実際に小売業を想定したデモでは、ホーム画面上部にある検索バーに「売上」「2020年度」「月単位」「中部(地方)」とキーワードを入力。すると、2020年度の中部地方の売り上げデータを月単位で表示した。裏では、ThoughSpotが自動でデータベースにクエリを投げ、グラフや表を作るという作業が自動で行われている。グラフの作り方に関する知識も不要だという。

 また、検索キーワードに商品カテゴリ(「シャツ」など)を入力すると、その商品の月単位の売上推移がわかるグラフが表示されるなど、絞り込みも可能。「欲しい情報、絞り込みたい条件を入力するだけで簡単に検索結果を取得できる」という。グラフはThoughSpotが自動で作成する上、ピボットや積み上げ棒グラフなどの加工もワンクリックで可能となっている。

 さらにはドリルダウン機能も備えており、事前の設定やグラフ作成なしに、何段階でも自分が見たい軸でデータを深堀していけるとのこと。加えて、得られたデータを保存して、他の人に共有することもできるのである。

 もう一つの大きな特徴が、AI機能「SpotIQ」だ。売上増の理由を知りたい場合、ドリルダウン機能を使うこともできるが、ほかにも分析ボタンを押すだけで、ThoughtSpotが要因分析をしてくれる。デモでは数秒で、結果をダッシュボード形式で表示して見せた。

 赤栗氏によると、これらの機能は「データ分析担当よりは、営業や業務部門など現場向けの仕組み」だという。Excelではできないような大量のデータ分析ができたり、それをさらに他の人に共有したり……さらに、これまでアクセスできなかったデータにアクセスできるようになるなど、多くのメリットを備えている。

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運用中のクラウドデータウェアハウスとの高い親和性を実現

 ThoughtSpotはシステム面でも、“使いやすさ”において優れている。SaaSであるため、ユーザー企業側で特別な環境を準備する必要がないのだ。

 また、ThoughtSpot自体はデータベースを持たない。「Snowflake」や「Amazon Redshift」などのクラウドデータウェアハウスに直接クエリを実行して結果を取得し、ThoughtSpot上で結果を表示するという仕組みとなっている。そのため、Snowflakeなどのクラウドデータウェアハウスを運用している場合は、ThoughtSpot用にデータ連携を作成したり、データのモデリングをしたりする必要はない。

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 「Snowflakeなどを使えば、1億件、10億件のクエリでもサクサク動くような利用が可能。大量データ分析に興味がある人は、SnowflakeとThoughtSpotの組み合わせをぜひ試していただきたい」(赤栗氏)

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 提供形態としては、ThoughtSpotにアクセスして使う「ThoughtSpot Enterprise」、他のサービスに埋め込んでThoughtSpotの機能を利用できるようにする「ThoughtSpot Everywhere」の2形態で提供。こういった一連の技術は、ガートナーが発行している市場調査レポート「マジック・クアドラント」では、「新しいビジョンで市場を変える『ビジョナリー(visionaries)』」と評価されているそうだ。

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京セラやロッテも活用 現場が自らデータ分析できる環境へ

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この記事の著者

末岡 洋子(スエオカ ヨウコ)

フリーランスライター。二児の母。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://enterprisezine.jp/article/detail/15315 2022/01/11 10:00

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