SAPジャパンは朝日インテックが、本社および海外グループ会社にて「SAP S/4HANA」および「SAP Analytics Cloud」を導入。2021年7月に本格運用を開始したことを発表した。なお、システムの導入プロジェクトは日立システムズが支援したという。
同社は、基幹システムの刷新の検討を開始し、2018年にSAP S/4HANAの導入を決定。当初は販売・購買・生産などの各分野の各システムの段階的な移行を予定していたが、各分野で製品分類ごとに異なるコードを使用していたため、データを一元管理できる統合的な基幹系システムを再構築。すべてを一括で切り替える方法で行ったとしている。
現行の業務フローにシステムを合わせるのではなく、同製品のベストプラクティスを基本としたフローに適合。対応できない部分のみ機能を追加して対応しているという。また、基幹システムのクラウド化を検討し、2021年9月にオンプレミスのSAP S/4HANAから「RISE with SAP」への移行を決定したとしている。
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