Clouderaは、オンプレミス環境で運用する企業向けに、AI機能を拡張した最新バージョン「Cloudera Data Visualization」を発表した。
Cloudera Data Visualizationは、データライフサイクル全体にわたってインサイトの標準化を実現するAIツール。ユーザーは同ツールを使用することで、データのセキュリティやガバナンスを損なうことなく、コミュニケーション、コラボレーション、インサイトの共有を行えるという。
オンプレミスで利用可能となったCloudera Data Visualizationは、Clouderaプラットフォームにネイティブかつ統合されたAI機能を提供するとしている。これにより企業は、マルチクラウドやハイブリッド環境、そしてデータライフサイクル全体にわたって、セルフサービスでデータを可視化できるようになるという。ユーザーは、直感的に使える画像作成機能と自然言語クエリによって、オンプレミスのデータの価値を引き出せるとしている。
Cloudera Data Visualizationの主な特徴は次のとおり。
- 直感的な画像作成:直感的なドラッグ&ドロップビルダーの使用、もしくはカスタム拡張オプションからの選択により、あらゆるユースケースに対応するグラフやチャートをひとつのプラットフォームで作成できる
- 組み込みAIツール:Cloudera Data Visualizationに組み込まれたAIツールであるAI Visualにより、BIワークフローでAIを活用できる。自然言語クエリを使用して、視覚的かつ構造化されたレポートを生成でき、AIによるインサイトを利用しやすくする
- 予測アプリケーションビルダー:Cloudera AIで提供される機械学習モデルや、Amazon Bedrock、OpenAI、Microsoft Azure OpenAIのモデルで事前に構築されている機能で、ユニークなアプリケーションを作成する
- エンタープライズセキュリティ:Cloudera Shared Data Experience(SDX)と統合されたセキュリティにより、データの移動やコピー、セキュリティギャップを生じさせることなく、エンタープライズデータを活用できる
- ガバナンス:ガバナンス機能により、画像作成に使用されるデータを管理できる
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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