イルミオは6月2日、ゼロトラスト戦略の現状とセグメンテーション技術のビジネスへの影響に焦点を当てた調査結果レポート「Zero Trust Impact Report(ゼロトラスト・インパクト・レポート)」を公開した。
これは米Tech Target Inc.の調査部門Enterprise Strategy Group(ESG)により、日本を含む8か国のITおよびセキュリティの専門家1,000人を対象に実施されたもの。
調査によれば、サイバー攻撃が巧妙化かつ高頻度化している中で、セキュリティリーダーの47%は自分たちは侵害を受けないだろうと認識しているとのこと。
しかし過去2年間で、調査対象者の4分の3以上(76%)がランサムウェア攻撃を経験しており、3分の2(66%)が少なくとも1回のソフトウェアサプライチェーン攻撃を経験している。
被害については、3分の1以上の回答者(36%)が過去2年間にランサムウェア攻撃の被害が発生しているほか、攻撃の被害を受けた回答者のうちの82%が身代金を支払っており、身代金支払い額の平均は495,000ドルと高額だ。
なおサイバー攻撃の被害を低減する手段として、回答者の90%が今年度のセキュリティの最優先事項3つのうちの1つに、ゼロトラスト戦略の推進を挙げているという。
【関連記事】
・ゼロトラストの取り組みポイントを無料で診断 三菱総研DCSがチェックサイトを公開
・CloudflareとCrowdStrikeがパートナーシップ拡大 統合的なゼロトラスト実現へ
・ゼロトラスト製品導入で米豪に後れか――NRIセキュア【情報セキュリティ実態調査】
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア