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「IT投資のブラックボックス化」を解決するための方法論とは?Apptio CEOが語る

Apptioの共同創設者 兼 CEOのサニー・グプタ氏インタビュー


Apptioがテクノロジーリーダーとビジネスリーダーの共通言語になる

 企業においてテクノロジー予算投資の判断をする際には、TBMとApptioがテクノロジーリーダーとビジネスリーダーの共通言語になる。「テクノロジー予算を決める際には、ビジネス、IT、財務という3つの立場の人が関わります。IT部門の人は、ビジネスや財務の人たちが分かる形でテクノロジー予算の中身について説明する必要があります。その際にApptioを使えば、テクノロジーリーダーがビジネス視点で語れるようになります。Apptioが異なるバックグラウンドの人たちが会話する際の架け橋になり、戦略的な会話がやりやすくなります。これは企業にとって極めて大事なことです」とグプタ氏は言う。

 Apptioを導入したおかげで、MBAを取得せずともビジネス言語を操れるようになったと評価するCIOもいる。またApptioを使うことで、テクノロジーリーダーのCIOがビジネスリーダーとして見られるようになった例もあると言う話もある。実際ここ最近は、CIOからCOOなどになる例が増えているともグプタ氏は指摘する。

 世の中にはIT予算管理を効率化するようなサービスがある。また多くの企業が、BIツールなどを使いIT予算の見える化にチャレンジしているだろう。とはいえApptioのように、ITやクラウドの予算の状況をグローバルで実績のある方法論に基づいて透明化し、データを分析して適切なアクションに結び付けるインサイトを得られるようにする。CIOの予算策定などの重要な業務をトータルでサポートするサービスは、他にはないとグプタ氏は自信を見せる。

 今後はさらに多様なデータを取り込みやすくし、データクレンジングなどのデータをより活用しやすくするところの強化をする。また、多くのCIOの知見を元にしたプロセスの自動化も求めている。そのためコストの最適化のための施策をアドバイスするだけでなく、知見を基にした最適化のプロセスの自動実行にも今後Apptioは注力することとなる。

 欧米からは出遅れたが、ここ最近クラウド化が急速に進む日本市場には大きく期待しているともグプタ氏。「日本市場に参入して3年ほどで、既に多くの企業がApptioのサービスを採用してくれました。日本市場は欧米よりクラウド化の取り組みで2年ほどは遅れているかもしれませんが、すぐにキャッチアップできるでしょう」と言う。キャッチアップするためにもApptioが大いに役立つことになる。

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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