SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZine Press(AD)

システム開発工数を圧迫する「マスタメンテナンス機能」……構想10年かけたノーコードツールが登場!

導入で平均20%のコストカットも。「まずは無料トライアル版を試してみて」

 「ありそうで、なかった」。マスタデータのメンテナンス機能は、システムにおいてメイン機能ではないものの必要不可欠な存在だ。スクラッチで新規システムを開発する場合、それなりの工数がかかるうえ、メンテナンスは手作業で実施されていることが多く、コストが見えにくくなっている。一方で、その機能だけを抽出してみれば、どのようなシステムでも共通して使うことができる。そう考えたアイディーエスは、マスタデータメンテナンスのフルマネージドサービス「SMOOZ」を開発し、2023年4月より提供開始した。サービス誕生の背景や機能詳細について同社に訊いた。

システム開発のたびに工数がかさむ共通機能

 アイディーエスは1996年の設立以来、数々のシステム開発を手がけてきた。受賞歴も多く、製品や技術力には定評がある。Amazon Web Services(AWS)環境構築・導入支援などAWSに特化した事業(サニークラウド)も展開しており、トップエンジニアとしてAWSから表彰されたエンジニアも在籍している。

 同社は多くのシステム開発を請け負っており、ゼロからのスクラッチ開発することがほとんどだという。システムで実装しなくてはならない基本的な機能は似たり寄ったりなので、毎回ゼロからスクラッチ開発するとなると非効率にもなりかねない。開発者からしたら新鮮味がなくて面白くないところだろう。近年ではシステムで共通して使われる機能はクラウドサービスで提供されることが増えた。たとえばログイン(認証機能)なら、最近では「Amazon Cognito」やそれに類似するサービスもある。

 「しかし、マスタメンテナンスはなかったのです」と力を込めて話すのは、アイディーエス 執行役員 柴田達真氏。マスタメンテナンスとは、システムで基本となるマスタデータの変更に用いる機能のことを指す。マスタデータとは、たとえばECサイトなら商品情報、会計システムなら勘定科目のように、システムが参照する基本的なデータのことだ。

画像を説明するテキストなくても可
アイディーエス 執行役員 柴田達真氏

 もし更新頻度が高ければ、マスタデータメンテナンス機能が必要になる。システムにおける主要な機能でないにも関わらず、開発にはそれなりの工数がかかることに。更新頻度が低ければ、開発優先度が下がり、使い勝手の悪い中途半端な実装となったり、実装すらされなかったりするという。後者なら必要に応じて誰か、大抵はデータベースを操作できる(SQLが分かる)エンジニアがやることになるだろう。ただ、月末などの忙しいときに業務部門から変更を依頼されるなんてこともあり得る。それに手作業だと操作履歴が残らず、ミスが生じるなどのリスクは拭えない。

 このようにマスタメンテナンスには、致命的ではないものの慢性的な課題が潜んでいる。そこで、アイディーエスではスキルがなくてもマスタメンテナンスできるサービスを提供することを考えた。このサービスを利用すれば、開発のたびにマスタデータメンテナンス機能を用意する必要がなくなり、開発工数も削減できることが見込める。

 柴田氏によると、マスタデータメンテナンス機能は平均でシステム開発工数の2割を占めるという。これを削減できるのであれば、かなりのコストカットだ。単純計算すれば4000万円規模のシステム開発なら、800万円相当のコスト削減となる。

次のページ
構想は10年前から。機が熟した今、満を持してリリース

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
EnterpriseZine Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社アイディーエス

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/18458 2024/01/31 13:49

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング