日本電気(以下、NEC)と日本アイ・ビー・エムは、NECが自社で活用しているクラウドおよび仮想サーバーリソースの運用を「IBM Turbonomic」のAIエンジンで可視化・最適化して運用するため、導入を決定したと発表した。
IBM Turbonomicでは、クラウド・コンテナ・仮想サーバーのCPU/メモリー/ストレージ/DBサイズなどをフルスタックに把握でき、その使用状況から無駄なリソースの削減や不足しているリソースへの投資などの推奨アクションを提示。リソース上で稼働しているアプリケーションのパフォーマンスなどの性能劣化を防止することに加え、最も適したリソース環境を維持できるという。

今回、NECの社内IT環境に同製品を適用する実証実験にて、最大33%を超えるクラウドリソースを削減見込みであると実証。この成果に基づき、10月から社内ITの本番環境に順次導入することを決定したとしている。
NECは今後、ITリソース活用状況のアセスメントサービスや、ITリソースに関する課題とその解決方針を明らかにするコンサルティング、同製品の導入支援、導入後の活用拡大など、ITリソース活用に関する課題解決を支援するメニューを拡充し、提供していくという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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