さくらインターネットとキヤノンITソリューションズは、業務提携し暗号化消去対応フォーム「Cipher-X」を開発したと発表。さくらインターネットより、2025年3月6日に提供開始したという。

同サービスは、ガイドラインに記載のデータ抹消基準に準拠した方法で、自治体をはじめとした顧客がイベント集客などで一時的に収集する個人情報を安全かつ適正に管理できるウェブフォーム提供サービス。取得した情報はクラウド上で暗号化され、暗号化された情報は暗号鍵で管理されるとのことだ。
なお、フォームに登録された情報は、さくらインターネットが運営する国内のデータセンターにて管理されるほか、暗号化に使用する暗号鍵は、キヤノンITソリューションズの西東京データセンターにて管理するとのことだ。
サービスの特徴は以下のとおり。
- 情報を適正に管理:クラウドデータの暗号化、暗号化消去、暗号鍵の適切な管理など、クラウド上におけるデータの安全な取り扱いについて規定された総務省の「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」に準拠し、収集された情報を安全かつ適正に管理
- 情報を国内で管理:収集された情報はすべて国内事業者によって、国内のデータセンターにて管理される
- 第三者によるクラウド上のデータ抹消の証明が可能:収集した情報を消去する際、暗号消去ログを基に第三者データ適正消去証明書の発行を行える
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