NECネッツエスアイは、NECグループの従業員約11万人が「Zoom Phone」を利用できる環境を構築。順次移行を進め、2025年3月より運用を開始したと発表した。
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今回同社は、Zoom Phoneを活用することで利便性や生産性、コミュニケーションの質の向上につなげていく狙いだ。たとえばマルチテナント機能を活用することで、11万人規模でのコミュニケーションを円滑にしていくという。
マルチテナント機能は、従業員の氏名や電話番号をZoom Phoneの複数(マルチ)テナント間で連携することで、電話したい相手の電話番号を知らなくても名前検索から電話ができたり、電話帳に登録していない相手でも着信時に名前が自動で表示されたりする機能。これにより、電話番号を調べる手間や電話帳を更新する作業が不要になるという。グループ会社間で契約が異なる場合でも、組織情報のリンクや内線通話が可能なため、複数のグループ会社や拠点を持つ企業でも、コストや運用・管理の最適化を図れるとしている。
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