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日本品質を支える強力なパートナーシップ

日本のニーズを織り込んだトータルソリューションでネットワークを一元管理する

多くの海外ベンダーが、品質に関する日本市場の特殊性を指摘する中、性能や品質で高い評価を得ている海外企業も存在する。ファイアウォール等のセキュリティやネットワーク製品全般でおなじみのジュニパーネットワークスはその数少ない企業のひとつである。そして、そのジュニパー製品の国内販売を手掛け、品質をバックアップしているのが日立システムアンドサービスだ。両者のパートナーシップが品質にどのように貢献しているのか、業界屈指のセキュリティ・コンサルタント 三輪信雄氏がその仕組みを解き明かす。

NetScreen時代から続くパートナーシップ

三輪
ジュニパーネットワークスというと、通信事業者向けのエッジルータなどのグローバルベンダーとして有名です。また、日立システムアンドサービスはシステム構築やソリューションベンダーの大手です。通信事業者向けのベンダーとエンタープライズ向けのSIerとの接点が面白いと思うのですが、まず両者のパートナーシップについてお話いただけますか。
小澤
 はい。ジュニパーネットワークスは電話会社などが利用するハイエンドなルータ製品の企業としてスタートしています。ネットワークインフラをJunos(R)というネットワークOS のもとに統合管理するという戦略のもと、スイッチ類、セキュアルータ、ファイアウォールなどさまざまなネットワーク機器を展開してきました。その中で2004 年にファイアウォールボックスの代表的なベンダーであるNetScreen を買収しましたが、日立システムアンドサービスさんは、買収される以前から日本におけるNetScreenのファーストディストリビュータでした。
株式会社 日立システムアンドサービス 
第3事業グループ プラットフォームソリューション本部 
本部長 西條洋氏
西條
 NetScreenについては1998年から日本で扱っていました。弊社は国内で他社に先んじて発売を開始したこともあって、 NetScreen を評価した理由は、当時ファイアウォールはソフトウェア製品であることが普通だったのですが、ASICにより高速に処理できるということが大きかったですね。時代的にも、インターネットがADSLやFTTHなどによってブロードバンド化が急激に進んだ時期です。このスピードに対応できる製品がNetScreen であり、将来性を確信して日本で積極的に販売していきました。
 とくに、日本の企業においては当時、IPsec-VPN などVPN のニーズが高く、日立システムアンドサービスからNetScreen の米国本社に直接依頼して、PPPoEをサポートしてもらうように働きかけたのですが、これが市場で高く評価され、NetScreenのファーストディストリビュータになることができました。NetScreen がジュニパーとなった今も数ヵ月に1 度の定期的な訪米という形で、その関係は続いています。

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「日立システムの品質基準」が製品の完成度を底上げする

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ITイニシアティブ編集部(ITイニシアティブヘンシュウブ)

経営・ビジネス・ITをつなぐ実践情報誌「IT Initiative」編集部  

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