本連載では、ITプロジェクトにおける様々な勘所を、実際の判例を題材として解説しています。今回取り上げるテーマは、「不作為は『罪』──ベネッセのデータ漏洩事件から、セキュリティにおける発注者・受注者の責務を考える」です。今から10年以上前、ベネッセによる個人情報漏洩事件が大きなニュースとなりました。データや個人情報の保護に対する世間の意識がこれまで以上に高まっている今、あえてこの事件から起こった裁判の内容を取り上げます。セキュリティ対策を外部のベンダーとともに講じる際、発注者・受注者はそれぞれ何に気を付けるべきか。皆さんが所属する組織の実態と比較しながら一緒に考えてみてください。
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細川義洋(ホソカワヨシヒロ)
ITプロセスコンサルタント
経済産業省デジタル統括アドバイザー兼最高情報セキュリティアドバイザ
元東京地方裁判所 民事調停委員 IT専門委員
筑波大学大学院修了(法学修士)日本電気ソフトウェア㈱ (現 NECソリューションイノベータ㈱)にて金融業向け情報システム及びネットワークシステム...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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