ドリーム・アーツは、従業員数1,000名以上の企業に所属する650名を対象に、「DX内製化」に関する調査を実施した。
外部ITベンダーへの委託状況「ほぼすべて」「半分以上」を合わせると約4割
外部ITベンダーへの委託状況はどの程度かを聞いたところ、「ほぼすべて外部委託」と「半分以上外部委託」を合わせて、41.4%が外部に委託している状況が明らかになったという。「ほぼ内製」は24.9%と少ない結果になったとしている。
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DX内製化の意欲「強くそう思う」「できればそうしたい」合わせると約8割
DXの内製化を推進したいか聞いたところ、「強くそう思う」「できればそうしたい」と78.8%が回答し、大企業における内製化への高い意欲が明らかになったという。
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DX内製化の最大の障壁は「IT人材の不足」
DX内製化の最大の障壁は、「IT人材不足」の回答が最も多い結果に。 ここ数年「IT人材不足」が課題として叫ばれ続けているが状況は大きく改善されておらず、人材面の課題は依然として深刻なことが明確だと同社は述べる。
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次点の課題を役職別で見ると、管理職・経営層は「現場のスキル不足」(管理職:37.5%、経営層:31.4%)を挙げた一方で、非管理職では「障壁はない」(33.6%)という回答が比較的多く、両者の認識に差があることが明らかになったという。
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業務部門のアプリ開発経験は3人に1人
「業務部門が自らアプリを作った経験がある」と回答したのは34.3%で、テクノロジーの進化により専門人材でなくても開発できる環境が整いつつあるとした。
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「ノーコードとローコードの違いを説明できる」と回答したのは26.3%と、現場での活用が進む一方で、ノーコードとローコードの違いに対する理解が十分に浸透していない現状が浮き彫りになったという。
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調査概要
- 調査対象:従業員数1,000名以上の大企業に勤めている人
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答数:650名
- 調査実施日:2025年9月10~12日
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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