評価され感謝され、自ら成長できる環境に
華やかなチアリーディングのショーで幕を開けたイベント「システム管理者感謝の日」。第4回のテーマである「システム管理者にエールを送る!」をダイレクトに表現した活気あるオープニングとなった。
もともと「システム管理者感謝の日」は、米国のシステム管理者が「日夜に及んでシステムの安定稼働に努力しているシステム管理者に、母の日、父の日のように感謝する日があってもいいはず」という思いから7月の最終金曜日に定め、世界に広がったという。
現在、システム管理者は世界に数百万人にも及び、日本にも80万人以上ものシステム管理者がいる。その生産性向上への期待は高いが、いわば「縁の下の力持ち」として表立って評価されることは少なく、日々の業務に忙殺されて疲弊している人も少なくない。
会を主催する「システム管理者の会」の発起人であり、事務局を務める株式会社ビーエスピー 代表取締役社長の竹藤浩樹氏は、「今やITシステムはビジネスに欠かせない存在となったが、そのシステムを支えるIT管理者は十分に評価されているとはいい難い。感謝の日として感謝されるだけでなく、自ら生き生きと働き、仕事にプライドが持てるような環境や評価の仕方などをみんなで考える必要がある」と開会の挨拶を行なった。
さらに近年の動向としてクラウドの登場と普及を上げ、「責務の重要性が高まり、それに伴う管理手法や考え方が大きく変化するだろう。それを想定した情報発信で支援を行なう」と今後の活動についても熱く語った。