2026年9月7日、セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は、人材紹介・採用支援事業を展開するREFLAMEが「Agentforce」「Data 360(旧Data Cloud)」「Slackbot」「Agentforce Sales(旧Sales Cloud)」「Agentforce Service(旧Service Cloud)」「Account Engagement」などを組み合わせて、人とAIエージェントが協働して業務効率化と新規事業の展開を実現したと発表した。
REFLAMEでは、顧客である求職者への提案の質がキャリアアドバイザー(CA)個人のスキルや知識、経験に依存しており、対応の品質にばらつきが生じていたという。また、優れた成果を実現するハイパフォーマーが持つ暗黙知をチーム全体に共有する仕組みが整備されておらず、経験の浅いCAの育成に多くのリソースを要していた。加えて、社内には豊富な情報量が蓄積されていたものの、会社全体でAIを活用するための土台となるデータ基盤は未整備として課題となっていたとのことだ。
REFLAMEは、Agentforceを求人と求職者のマッチングを自動化し、商談ログなどの非構造化データから項目を自動でマッピングしたり、新人CA向けに壁打ち相手として24時間フィードバックを提供したりする「AIマネージャー」として活用しているという。
また、ハイパフォーマーの思考プロセスをスキルとして整備し、Slack上でアカウントプランニングの提案を受け取れる仕組みを構築。営業のリーダー層が、Salesforce本体を開くことなくSlackを通じてAgentforceの提案内容を確認し、必要に応じて自分自身で修正できるようになり、非エンジニアのメンバーでもAI活用のPDCAを回せる体制が整っているとのことだ。
加えて、Salesforceのプラットフォームからフロントエンドを分離してオープンに構成できるHeadless 360のアーキテクチャを積極的に取り入れているとしている。Salesforce内に整備したデータを土台として、社外向けの学習サイトや社内向けのポータルなど業務内容に合わせたUIを非エンジニアのメンバーも交えて自社で開発しているそうだ。自社の業務フローに最適化されたUIをSalesforceのデータ基盤とHeadless 360の仕組みの組み合わせで構築しているという。
開発面では、AIを活用したアプリ開発を支援する企業向けバイブコーディング「Agentforce Vibes」を活用。外部の生成AIツールで作成したコードとSalesforceの実環境との差分を検知し、自動で環境に適合させる機能を活用しながら、Salesforceのアーキテクチャやガバナンスに沿った開発を進めたとしている。
同社はこれにより、面談決定率が10%向上し、求人検索にかかる業務工数を67%削減。加えて、ヘッドレスアーキテクチャとSalesforce内のAIを活用することで、これまで外部の有料日程調整ツールに依存していた機能をSalesforce上で自社開発し、業務に必要なツールをSalesforceのプラットフォーム上に集約していくことで、外部SaaSへの依存を減らし、Salesforceプラットフォームへの投資を集約することで、TCO(総所有コスト)を圧縮しているという。
また、仕事の進め方を再設計し非エンジニアのチームリーダー自身がSlack上でAgentforceの提案内容を確認・修正できるようになったことで、現場でのPDCAサイクルが加速した。これまで一部のメンバーが中心となって発信していたAI活用の重要性を、現場のリーダーが自らの言葉で伝えるようになるなど、AI活用文化が組織全体に浸透しつつあるとのことだ。
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