手錠をかけられても決してマウスを離しませんでした(美談&映画化)
「違法コピーはダメ! ゼッタイ!」
そう訴える警察のポスターに写っているのが
有名な一卵性双生児の女性テレビタレントさんで、
瓜二つの笑顔とポーズでさわやかに法の順守を求めるので
街ゆく人々はそれを見るたびに
「ああ、人間の違法コピーもいつかは可能になるのだなあ」と
21世紀という時代に生きていることの恐ろしさに
おもわず身を震わせ、コートの襟をたてて足早に立ち去る
木枯らしの並木道、みなさまいかがコピー&ペーストでしょうか。
そう遠くない将来に
違法ペーストのほうにも法のメスが入るはずですから、
ペーストしたいものがあったら
早めにペーストしておかれる事をおすすめします。
もしピーナッツバターが違法ペーストに認定されてしまったら
パンにはいったい何を塗れば……!?
「「朝はご飯派です!」」 (双子タレント談)
ですから
大事なのは順法コピー!
プラナリアを半分に切ると2匹になる、
これは順法コピーですね。
ポケットを叩くとビスケットが二つになる、
これが実は違法です。
いわゆるコピーバンドは合法ですが、
アル・ヤンコビックが違法化されます。
ヤンコビックを違法化する法案が上院を通過した時点で
当のヤンコビックはすでに256人にまで分裂していますから
当局を相手の籠城戦は苛烈を極めるものになります。
しかしこれはまた別のお話でした。
いま個人的に期待しているのは、
3Dプリンターの技術をつかった
立体違法コピーという新ジャンルです。
これはかさばる!
金閣寺をまるまる立体コピーして全焼させ、
燃やしたけれどコピーなので無罪!
コピーしたけど燃やしたので無罪!
そんなふうに主張する愉快犯をどんどん容赦なく
取り締まっていただきたいと思います。
ダメ! ゼッタイ! (何がかはともかく)