強震モニタで地震波よりも早く
さらにもうひとつのバックアップが最強「強震モニタ」である。
強震モニタとは防災科学技術研究所が行っている取り組みで、K-NETやKiK-netと呼ばれている。あまり知られていないが、全国約1,000カ所に約20kmの間隔で設置されたK-NETと、Hi-net観測点の地表と地中に設置されたKiK-netからのデータのモニタリングである。基本的にこれらの強震データは、地震ハザード・被害リスク評価などに役立てられているようだが、もちろんWebサイトを通じて自由に閲覧することができるのである。で、先ほどのURLをクリックして、2秒間隔、あるいは5秒間隔といった設定でモニタリング可能である。
今回の揺れは緊急地震速報をともなっていない、よって「カエル」も反応しなければ、テレビで緊急地震速報が流れることもない。しかし、この強震モニタでは揺れが観測されている、と、ともに、先ほどのP2P地震情報でで「多くの参加者自身の手で」揺れが通知されている。
大きな地震が伝わる前に、地表の揺れをリアルタイムに感じ、さらに実際に地震を感じたことがこのように表示されるのである。しかも、かなりリアルタイム。地震波よりも早く伝わるのである。ただし、PCの前に居ればの話である。