成功を繰り返してきた企業が規模を拡大して安定期に入ると急速に競争力を失うことがある。残念なことではあるが現在の日本のIT業界や家電業界でもこのような例が見られる。その大きな理由は「過去のしがらみ」にとらわれて思い切ったイノベーションができなくなることだ。この状況を避け、イノベーションの火を絶やさないためにはどうすればよいのだろうか。ジェフリー・ムーアの最新作『エスケープ・ベロシティ』からそのヒントを探っていこう。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
栗原 潔(クリハラ キヨシ)
株式会社テックバイザージェイピー 代表、金沢工業大学虎ノ門大学院客員教授日本アイ・ビー・エム、ガートナージャパンを経て2005年6月より独立。東京大学工学部卒業、米MIT計算機科学科修士課程修了。弁理士、技術士(情報工学)。主な訳書にヘンリー・チェスブロウ『オープンビジネスモデル』、ドン・タプスコッ...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア