SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

DB Press(AD)

DB2ならではの機能が満載で、「IBMらしさ」が気持ちいいDB2 10

三菱総研DCSのバックアップ事例

 また、データベースの中のデータを圧縮する以外にも、バックアップ時のデータを圧縮することが可能だ。三菱総研DCS株式会社の事例では、当初は一度フルバックアップをとり、その後は差分バックアップをとる方針だった。それがDB2のバックアップの圧縮を利用したところ、70から80%の圧縮効率を発揮。圧縮効果が大きかったことで「毎日フルバックアップがとれるようになった」のだ。リカバリーの容易さを考慮してもフルバックアップのほうが差分バックアップよりも復旧ははるかに迅速に行える。バックアップの圧縮もまた、積極的に利用すべき機能と言えるだろう。

三菱総研DCSのシステム構成
三菱総研DCSのシステム構成

Multi-Temperature Storageによるデータ管理機能

 この他にも大量データを効率的に扱う機能としては、Multi-Temperature Storageによるデータ管理機能がある。これは、高速なSSD、それよりは性能は劣るが高速なハードディスクのSASドライブ、安価で大量導入が容易なSATAドライブ、さらにはアーカイブ用のストレージといった性能の異なるドライブ群を1つのストレージプールとして、アクセス頻度の高いデータは高速なドライブに、そうでないものは適宜必要な性能のドライブに振り分けて配置することでパフォーマンスの改善とコスト削減を両立する機能だ。アプリケーションからは、どのストレージにデータがあるかを意識する必要はなく、OSがサポートしているストレージであればどのような製品でもこの機能を利用可能だ。

DB2 9.7ではひとつのストレージ郡を利用
バージョン9.7ではひとつのストレージ郡を利用
DB2 10ではストレージグループにて最適なストレージに配置
バージョン10ではストレージグループにて最適なストレージに配置

次のページ
過去だけでなく未来のデータも登録できる

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
DB Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/4047 2013/02/26 12:39

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング