先週の記事でも触れたが、企業内のコンテンツマネージメント、ナレッジ共有の領域は、いまひとつ進展していないようだ。むしろ後退している面もあると、ITRの発表では言っていたっけ。一方で、企業内SNSのように、従来のコンテンツマネージメント・システムやナレッジマネージメント・システムよりも緩やかというか、カジュアルに情報を共有するシステムは、むしろ台頭してきているように思う。クラウドかオンプレミスかに関わらず、新しいアプリケーションのユーザー・インターフェイスのほとんどが、facebook画面風だというところからも、その片鱗はうかがえる。そう考えると、社内のコンテンツマネージメントやナレッジ共有は後退したのではなく、新たな形へと進化しつつあるのかもしれない。
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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)
EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...
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