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CTC、日立が開催「クラウド運用のリアル課題解決セミナー」レポート

「AOplus+」でおこなう運用自動化からクラウド管理へ

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 製品・保守事業推進本部 渥美秀彦氏
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
製品・保守事業推進本部
渥美秀彦氏

 運用管理に関する相談の声の増加を受け、伊藤忠テクノソリューションズは、2011年秋より運用自動化サービス「AOplus」、そしてクラウド管理機能を追加した「AOplus+」を2014年6月より提供開始した。

 いずれも日立製作所のIT運用自動化基盤「JP1/Automatic Operation」を中核としており、要件定義(アセスメント)から、設計・構築、そして導入後のサポートまでをワンストップで提供する。現在の導入例としてJP1ユーザ、IaaS環境の構築、そして定型的な運用作業などがあり、「手順書化できるか否か」が自動化の判断基準だという。こうした管理自動化の考え方をクラウド環境にも対応させたのが「AOplus+」だ。

 「AOplus+」の対応範囲は、様々なビジネス企画をIT企画に落とし込んだ先、「設計・構築」の部分である。渥美氏は「この部分をパターン化し、運用自動化でとどまるのではなく、構築までの自動化を図る。それが運用変革への第一歩となる」と語る。

 「AOplus+」では管理・運用者がWebを通じてアクセスし、利用者に必要なものをリソースプールから選択して業務システムへと提供するという流れになっている。たとえば、フロントシステムを構築する際には、VMマシンやデータベース、JBossなどのほか、監視設定追加までをパターン化して迅速に設定することができる。

アーキテクチャー

 こうした作業をスムーズに行い、より快適な運用管理を実現するために、「AOplus+」はオペレーション操作を極限まで簡素化している。また、パターンデプロイ実装まで提供しており、他社ベンダ製品やOSSにも対応している他、独自の業務アプリなどにもアセスメントにより導入可否や効果測定を行っているという。そしてJP1とuCosminexusといった品質とサポートが担保された製品を使っていることも重要なポイントとして紹介された。

 渥美氏は「AOplus+」の導入効果について「人が行うべきビジネスとITの企画の後、設計・構築の部分を共通化することでスピード、コスト、品質の面で大きなアドバンテージとなる。IT競争力を創造する運用をぜひ『AOplus+』で目指してほしい」と訴えた。

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先端ソリューションを支える日立オープンミドルウェア

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伊藤真美(イトウ マミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ビジネスやIT系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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