SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

予期せぬ事態に備えよ! クラウドで実現するIT-BCP対策 powered by EnterpriseZine

2024年7月10日(水)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

システム開発は要らない!タブレット導入のトリセツ

iOS、Android、Windowsが社内に混在することは可能か?

■第5回

 この部署ではiPadが使いやすいが、こちらの部署では専用のアプリがあるからWindowsがいい、この部署ではAndroidが向いている――このような可能性は当然あるだろう。しかし、PCだけの時代には、社内すべて同じメーカー、同じPCを配布してきた情報システム部門としては、スマートフォンやタブレットの「混在」に対する漫然とした不安はあるのが当然だ。はたして、社内のリクエストを満たしつつ、セキュリティ面、運用面のリスクや煩雑さを回避する方法はあるのだろうか。

「自分が使いやすい端末を使いたい」社内のリクエストをどう満たすべきか?

 「俺はiPhoneを使いたくないな。ドコモの端末で探してくれ」

 これは、2年ほど前、まだNTTドコモがiPhoneを扱っていないころに、とある大手食品会社の取締役が情報システム部門の担当者に言った言葉だ。情報システム部門のメンバーからすれば「自分で好きな端末を買って使えばいいだろう」と言いたいところだが、取締役の指示とあればそうとも言えず。しかし、社内ではiPhoneで統一すると決まったばかりなのにどうしたものか。

 これは、2013年1月に起きていたことだ。現在はNTTドコモもiPhoneを扱っているが、回線だけの問題ではなく、現在も似たようなことは起きている。

 こんなワガママを言う取締役だけでなく、この部署ではiPadが使いやすいが、こちらの部署では専用のアプリがあるからWindowsがいいとか、Androidが向いている、という可能性はある。しかし、PCだけの時代には、社内すべて同じメーカー、同じPCを配布してきた情報システム部門としては、スマートフォンやタブレットの「混在」に対する漫然とした不安はあるのが当然だ。

 社内のリクエストを満たしつつ、セキュリティ面、運用面のリスクや煩雑さを回避する方法はあるのだろうか。

「やるぞ!」という情報システム部門の覚悟

 Yahoo! Japanを運営するヤフー株式会社では、全社員にiPadとiPhoneを配布し、さらに現在はMacを利用する社員も大勢いる。同社では、MacとWindows PCをいくつか選定し、その中で各自が好きな端末を選択できるようになっている。Yahoo! Japanのユーザーは個人が中心で、できるだけユーザーと近い環境を使うことが必要だからだ。

 同じように、タブレットやパソコンを自由に選定できる企業は、少しずつだが増えてきている。それは、個人端末を持ち込むBYOD(Bring Your Own Device=私物の端末を業務活用する手法)よりも安全であり、足並みを揃えやすいだからだ。

 これらの要望を満たすためには、情報システム部門が「やるぞ!」という覚悟をする必要がある。知識とか、リスクを回避するための手法はその後の話で、まずは、これをやるための体制を作る、という覚悟をする必要がある。情報システム部門長は、その覚悟をもって取り組み始めないことには、後から「だから嫌だったんだ」という愚痴と言い訳のオンパレードになってしまうからだ。そうではなく、覚悟を持つことで部門メンバーの意思統一も可能になる。

 そういう意味で、情報システム部門長は、システムや技術のこととは他に、ビジネスを理解している必要がある。世間の情報システム部門メンバーの中には、自社が何で稼いでいるのか、自分の給与の源泉が何なのかということを知らない"お粗末な組織"が存在するが、それではこれからの時代に追随できないと言える。

次のページ
Androidが法人で導入しづらい理由

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
システム開発は要らない!タブレット導入のトリセツ連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

大木豊成(オオキトヨシゲ)

イシン株式会社 代表取締役シンガポール大学(現NUS)卒業
米国PMI認定Project Management Professional取得ソフトバンク株式会社で、Yahoo!BB事業立ち上げ、コンタクトセンター立ち上げ、おとくラインサービス立ち上げなど、事業・会社とサービスの立ち上げを担当。現在は「人と会社...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/6515 2015/02/06 07:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング