昨年に引き続き、2016年に注目されるITキーワードに「機械学習」「AI、人工知能」がある。機械学習やAI技術を使った新製品、新機能がリリースされるのはもはや珍しくない。これらを活用する領域において、リーダー的な存在にあるベンダーの一つは間違いなくIBMだろう。2015年10月末に開催されたIBMの年次カンファレンス「IBM Insight 2015」、これは従来BIやアナリティクス、データベーステクノロジーなどにフォーカスしたものだった。ところが昨年もっとも大きなテーマとなっていたのは、コグニティブコンピューティングのWatsonだった。ところが、IBMはWatsonで実現する世界をAIや人工知能とは呼ばない。それは「コグニティブコンピューティング」と呼ばれている。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
谷川 耕一(タニカワ コウイチ)
EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア