SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

Data Tech 2022

2022年12月8日(木)10:00~15:50

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

DB Press

カスタマイズせずにERPを導入できる!インフォアのマイクロバーティカルってなんだ?


 自社のことを「a leading provider of beautiful business applications specialized by industry and built for the cloud(デザイン性の高い業界特化型ビジネスアプリケーションをクラウド上で展開するリーダープロバイダー)」と言うのが、中堅、中小向け市場のERPで実績のあるインフォアだ。自社提供のアプリケーション製品を表すのに「beautiful」という単語を使うのは、日本人感覚的にはなかなか難しそうだ。

マイクロバーティカルなアプリケーションをAWSのインフラでグローバルに展開

インフォア CEO チャールズ・フィリップス氏
インフォア CEO チャールズ・フィリップス氏

 そんなインフォアをCEOとして2010年から率いているのが、チャールズ・フィリップス氏。彼は、インフォアに移る直前まで米オラクルのプレジデント、当時はラリー・エリソン氏の後継候補の筆頭とも言われていた。米国ニューヨークで開催されたインフォアの年次カンファレンス「inforum 2016」のゼネラルセッションのステージに登場したフィリップス氏は「5年間でインフォアのビジネスの状況は大きく変わりました」と言う。インフォアはこれまでさまざまな業界向けにアプリケーション製品を提供しており、その中でそれぞれの業界のことをより深く理解しようと努力してきた。その結果として、インフォアの製品戦略の柱となっているのが「マイクロバーティカル」という取り組みだ。

 マイクロバーティカルは、特定業界用に極めて特化したアプリケーション製品を提供するもの。各業界独自の要求を、アプリケーションの標準機能として積極的に取り込んでいる。結果的に業界ごとに細分化されたアプリケーションラインナップができあがっている。マイクロバーティカルなアプリケーションは、業界に属する企業が基本的に必要とする機能を実装しているので、カスタマイズなどをあまりすることなく迅速な導入ができることが強みだ。このマイクロバーティカルなアプリケーションを開発する際に、業界ごとに技術を孤立化しないことが重要だ。

 「1つの業界用のアプリケーションでうまく行ったことを、他の業界のアプリケーションにいかにして適用できるのか。それを常に考えています」(フィリップス氏)

 たとえば製造業のサプライチェーン・マネージメントの最適化の仕組みは、ヘルスケアや医療の分野で必要とされるそれとは異なるものになるだろう。違うからとそこで技術を閉じてしまうのではなく、製造業でうまく行った技術をヘルスケア分野に応用することで、新たな革新を生み出すのだ。実際にそういうアプローチをとってきたことで、ヘルスケア分野においても画期的なサプライチェーンの仕組みを提供でき、それが多くのインフォアのこの領域での多くの事例につながっている。こういったアプローチも、インフォアの他社に対する優位性となっている。

 そのインフォアのERP中で、現状力を入れているのがデータサイエンス技術のところだ。データを使い科学的なアプローチでビジネスプロセスを「最適化」する。ここでは、機械学習なども取り入れ、より精度の高い予測機能などを提供している。これはインフォアのアプリケーションの中に、ユーザーが利用するデータサイエンス向けツールがあるわけではない。ERPで行う処理の裏側でデータサイエンス的な分析が行われており、それにより最適解を提供し、プロセスの自動化を行っているのだ。これを実現するために、インフォアの内部にデータサイエンスの専門部隊「Infor Dynamic Science Labs」があり、そこでデータサイエンティストたちが業界特有のビジネス課題を解決すべくERPに蓄積されるデータに対し科学的アプローチで取り組んでいる。

次のページ
クラウドのインフラにはAmazon Web Servicesを活用

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
DB Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/8303 2016/07/28 10:46

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

2022年12月8日(木)10:00~15:50

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング