先週はOracle OpenWorldの取材のためにサンフランシスコに行っていた。OracleがIaaSの市場に本気になりAmazon Web Services(AWS)を名指しでライバル視したことが今回もっとも大きな話題だった。ところでCTOとなったラリー・エリソン氏がIaaSをやると言ったのは、昨年のOracle OpenWorldのことだった。この時は、SaaSを始めたらカスタマイズなどのためにPaaSが必要になり、さらに顧客の既存のIT資産を活用するにはIaaSも必要になるからやるのだと。なのでどちらかと言えば、顧客が欲しいと言うからIaaSも「仕方なく」やるのだという雰囲気もあった。とはいえ、やるからには価格的にも競争力のあるものを提供するとラリーは主張していた。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
谷川 耕一(タニカワ コウイチ)
EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア