皆さま、あけましておめでとうございます。EnterpriseZine編集部です。
2022年もあっという間に過ぎ去り、翔泳社が運営するITリーダー向け専門メディアEnterpriseZineも無事に新年を迎えることができました。これもひとえに読者の皆さま、取材などでお世話になっている皆さまのおかげでございます。改めてお礼申し上げます。
さて、2022年はロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、世界経済の見通しが一層立ちにくくなっただけでなく、これまで好調であったIT業界にも暗雲が立ち込めています。2023年は、コロナだけでなくウクライナ情勢の影響も継続する中で、各所で叫ばれている「2025年の崖」はもちろん、刻一刻と変わる情勢に対応するためにもDXを推進するだけでなく、その成果も徐々に問われてくるでしょう。
また、長年の課題であるレガシーマイグレーションを進め、ITモダナイゼーションへと舵を切らなければなりません。もはや、クラウドの活用は大前提となる中で、マルチ/ハイブリッドクラウド環境をオンプレミス、プライベートクラウドを含めてどのように構築、コストを意識しながら運用できるかも考えなおす局面にきています。
さらに、サイバーセキュリティにも継続して取り組むことが求められています。第五の戦場と言われているサイバー空間における争いは激化しており、巧妙化するアクターから自社システムや機密情報を単に守るだけでは不十分であり、地政学的なリスクを見極めた上で全社的なガバナンスも効かせていく必要があるでしょう。
企業ITを取り巻く状況を俯瞰したとき、一昔前と比べても選択肢が増えています。その一方で、より適切な選択と実行が求められており、私たちEnterpriseZineはITリーダー向け専門メディアとして、第一線で活躍している読者の皆さまに資する情報をお届けして参ります。
どうぞ、2023年もより一層のご愛顧賜りますようお願い申し上げます。