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既存の共有ディスク型アーキテクチャの弱点を克復したIBM DB2 pureScale

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メモリに直接アクセスする高速通信技術を採用

 また、メンバー間通信にOracle RACではIPを使用しているが、pureScaleではRemoto Direct Memory Access(RDMA)という、極めて高速な方式を採用している。RDMAは、CFのメモリを直接更新可能で、これはプロセス間通信でもなく、割り込みも発生せず、カーネル経由のIPコールでもないので、極めて高速な通信が可能となる。さらに高速なInfiniBandを採用した結果、ナノ秒オーダーでのアクセスを実現したのだ。

 この高速化で「障害発生時にもロックされるデータがほとんどなく、障害メンバーは他のメンバーへの影響を最小限に抑え極めて高速に復旧できる」と日本アイ・ビー・エム ソフトウェア事業 インフォメーション・マネジメント事業部 ソフトウェア・エバンジェリストの中林紀彦氏は指摘する。

日本アイ・ビー・エム ソフトウェア事業
インフォメーション・マネジメント事業部
ソフトウェア・エバンジェリスト 中林紀彦氏
日本アイ・ビー・エム ソフトウェア事業 インフォメーション・マネジメント事業部 ソフトウェア・エバンジェリスト 中林紀彦氏

 これら技術により、pureScaleでは高い拡張性について実証済みだと中林氏は強調する。実証実験の結果、32メンバーの構成でも95%以上の性能を確保し、112メンバーまで拡張しても81%の性能が発揮されたとのこと。

 pureScaleは、後発であるがゆえに既存製品の弱点を克復する機能を十分に備えたものに仕上がっている。そして、IBMではこのクラスターアーキテクチャに最適なライセンスも提供する。これにより、極めて高い可用性と拡張性のシステムを、最適なコストで運用できることにもなる。

図2:pureScaleのスケーラビリティの実証結果
図2:pureScaleのスケーラビリティの実証結果
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