日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は、「IBM Garage」をリモート環境でも利用できるよう拡充し、5月12日より提供を開始した。新型コロナウイルス感染症の影響によって企業がニューノーマルにおける経営を検討する中、ワークショップの実施からプロトタイプの作成や検証、ソリューション開発をリモートで行えるようになる。
「IBM Garage」は、デジタル変革を実現するために必要なコンセプト、方法、ツールなどをIBM独自のメソドロジーとして整備し、技術、ノウハウ、人材、検証スペース、ソフトウェア、ハードウェアを包括的に提供している。
今回行われた拡充では、クラウド型のホワイトボード・ツール、ミーティング・ツール、チャット・ツールなどを活用する。同時に、作業におけるルーティーンの明確化やタスクの可視化によってリモート環境でも効果的かつ効率的に取り組めるようにした。
ワークショップでは、これまで提供してきたエンタープライズ・デザイン・シンキングのスキルや知見を活かしつつ、豊富な経験を持つファシリティターが全体の流れをリード。リモート環境でも、アイデアを創出できるよう支援する。
プロトタイプの作成や検証、ソリューション開発では、リモート調査手法やリモート向けのペアプログラミングツールを活用し、スムースに作業を進められる。
また、リモート環境での実施が可能になったことで、海外や遠隔地の人材でも参加しやすくなり、多様性が増すとともに効率的な時間活用や移動コストの削減も期待できる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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