米Adobeは、5月29日を末尾とする2020年度第2四半期の決算を、6月11日(現地時間)に発表した。
2020年度第2四半期の収益は、過去最高となる31億3000万ドルで、前年同期比で14%増となっている。GAAPベース希薄化後1株あたり利益(EPS)は2.27ドル、非GAAPベース希薄化後1株あたり利益(EPS)は2.45ドルだった。
デジタルメディア分野の収益は、前年同期比18%増の22億3000万ドルで、そのうちクリエイティブ分野の収益は18億7000万ドルに拡大。Document Cloudの収益は、3億6000万ドルを達成している。
デジタルメディア分野の年間経常収益(Annualized Recurring Revenue:ARR)は、同四半期末時点で91億7000万ドルに拡大しており、前四半期比で4億4300万ドル増加した。また、クリエイティブ分野およびDocument CloudのARRは、それぞれ79億3000万ドル、12億4000万ドルに拡大している。
デジタルエクスペリエンス分野の収益は、前年同期比5%増の8億2600万ドル。デジタルエクスペリエンス分野のサブスクリプション収益は、前年同期比8%増の7億700万ドル、Advertising Cloudを除いたデジタル エクスペリエンス分野のサブスクリプション収益は、前年同期比18%増だった。
第2四半期のGAAPベース営業利益は10億2000万ドル、非GAAPベース営業利益は13億4000万ドル。GAAPベース純利益は11億ドル、非GAAPベース純利益は11億9000万ドルで、営業キャッシュフローは11億8000万ドルとなっている。
そのほか、同四半期末時点の残存履行義務(Remaining Performance Obligation)は99億2000万ドルであり、同四半期中に約260万株を買い戻した。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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