NECは、独自の音声認識技術を活用したDX支援サービス「NEC Enhanced Speech Analysis - 高性能音声解析 - 」を開発。第一弾として、NECのクラウド基盤上でテキスト化した音声認識結果を返送する「APIサービス」、Web会議の音声をリアルタイムでテキスト化し出力可能な「Meeting Assistant」を提供開始すると発表した。
同サービスは、最新のディープラーニングを活用したNEC独自の音声認識技術を採用。従来は実用化が難しかった自由会話の認識精度の高さ、耐騒音性の高さ、また、複数の人が参加している会話でも発言ごとに話者識別できる点が特長だという。2月に実施した社内実証では自由会話の認識精度が平均94%と、従来製品と比較して10%以上高いことを確認したとしている。
また、テキスト分析技術などを組み合わせることで、会話内容の要約やNGワードの自動検出、契約時における証跡作成も可能だという。なお、「Meeting Assistant」は現時点ではZoomのみ対応で、その他Web会議サービスには2022年6月頃の対応を予定している。
サービスの特長
- 「APIサービス」版について:音声データをNECのクラウド基盤上でテキスト変換し、音声認識した結果を顧客のシステムへ返送。騒音の多い屋外環境にも強いため、建設現場やプラント設備等における現場報告作業など様々な業務の効率化を支援するという
- 「Meeting Assistant」版について:Webアプリケーションを通じて発話内容をリアルタイムにテキスト化する。テキスト化は発話者名も自動付記できるほか、テキスト変換された発話内容をテキスト形式で出力することも可能。また、会議開始時に議事録タイトルや出席者等の情報を登録することで、過去の議事録の一覧管理もできる
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