ネットワンシステムズは、神奈川県内の市町村がセキュリティ強化のために共同利用する「神奈川情報セキュリティクラウド(以下、KSC)」のシステム構築を受注したと発表した。同環境は2023年4月から稼働、神奈川県と県内市町村などの計34団体が利用予定だとしている。

ネットワンシステムズは、KSCの機能提供に必要となるサービスについて、合計23サービスを定義することで、利用する各市町村などに対しセキュリティ監視やログ分析など各種機能の強化を図るという。また、個々のセキュリティ要件にも対応できるよう整備し、セキュリティクラウドを活用したネットワークとセキュリティの機能提供が可能だとしている。KSCの特徴としては、以下の要件に重点を置いて整備したという。
- インターネットとの出入口などの監視体制を確立し、情報セキュリティの向上に寄与する機器やツールを利用
- 情報セキュリティ専門人材による高水準なセキュリティ運用監視(プロキシなどのログ監視、分析など)を行うSOCを保有する
- KSCの目的を達成するため、必要十分な性能を有する機器、設備、サービスの構築を可能とする
- KSC利用団体との調整を行い、ユーザー数の増加などに対応できるサービスメニュー体系の提供を可能とする
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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